関東鉄道 9186YT

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関東鉄道 9186YT/いすゞP-LV314L+アイケイコーチ(Cubic)

京成バスからの中古車で
2003年に移籍してきました。
この車は1990年式なので、
関鉄移籍の段階で車令13年に達していますが、
まだ活躍を続けています。

京成バスのいすゞ大型車は、
都内向けの四枚折戸の車と、
千葉向けの中引戸の車とがあり、
うち四枚折戸の車は土浦を中心に配置されました。

なお、京成中古車に限らず、
関鉄のこの手の四枚折戸の車について、
「半分は締め切って使用している」などと
一部の書籍等で紹介されていますが、
関鉄の場合、他事業者に見られるような
締め切り措置は取られておらず
始発バス停では全開、途中バス停では半開とする場合や、
始発バス停、途中バス停問わず全開とする場合など、
取り扱いは担当者によってまちまちとなっており、
ここの辺りも関鉄の奥深さを感じさせます。

尤も、整理券発行機は片側にしか設置されていませんから
このような誤解を受けても仕方がないのかもしれませんが。

写真のサイエンスツアーバスは、
2005年当初は、涎かけと側面窓の掲示のみで
行先方向幕は「臨時」などでしたが、
2008年夏頃から、写真の様な、
謎の系統番号CSが入った専用の幕が用意されました。
車両はYTの大型車が特に限定なく使われており、
9155YT、9156YT等の珍車が使われることもあります。

【諸元】
登録番号:土浦200か・471
年式:1990
型式:P-LV314L
機関:6QA2(11044cc 220ps/2300rpm)
ホイールベース:5.0m

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関東鉄道 9186YT への2件のフィードバック

  1. エルガ のコメント:

    はじめまして
    いつも拝見させて頂いております。

    4枚折戸車ですが、土浦は積極的に導入している割に、何故か始発でも右半分のみ開閉させる運転士が多いですね…。
    割と取手・竜ヶ崎・水海道等の南部地域の営業所の方が全開にしている気がします。

    前々から思っていましたが、整理券発行機を中央に取り付けて常に全開にすることはできないんでしょうかね?
    全開にしたほうが荷物の多い乗客やお年寄りの方のためにも親切だと思うのですが…。

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>エルガ様
    コメントありがとうございます。
    今後とも拙ブログを宜しくお願いいたします。
    私の感覚だと常時全開の方と常時半開の方とがそれぞれ半々程度で
    稀に始発全開、途中半開と使い分ける方がいらっしゃるイメージですね。
    整列乗車促進との兼ね合いや、
    始発でも整理券を出す路線の存在等もありますので、
    どちらが良いかはなんとも言い難いですが、
    ファンとしては常時全開が一番嬉しく感じます。

    土浦の場合は花火大会、センター試験、つくばマラソン等、
    臨時輸送が多いのも四枚折戸の車が多い理由かもしれません。
    他所では使いずらいだけかもしれませんが。

    整理券発行機の位置については私も同感ですが、
    これらワンマン機器が廃車発生品の使い回しであることや、
    既存の手すりとの兼ね合い、配線の複雑化、
    費用対効果等から、なかなか難しそうですね。
    他事業者でみられるような、ステップに支柱を立てて、
    その上に整理券発行機を設置する施工方法ですと、
    ステップの実質的な有効幅が狭められてしまいますし…。

    しかし今では当たり前の存在となった四枚折戸の車も、
    かつては都営中古P-MP118Kぐらいだったことを考えると、
    改めて京成中古車投入の勢いを実感させられますね。

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