小山中央観光バス とちぎ200い・・・8


小山中央観光バス とちぎ200い・・・8/日野KK-RJ1JJHK+日野車体工業(Rainbow)

関東鉄道中古車で、関鉄時代の社番は1835MTです。
ワンステップ車ながらリーフサスペンションとされ
シフターは無難にフィンガーシフトとなっています。

2001年に水戸営業所へ投入された車ではありますが
すぐ龍ケ崎市コミュニティバス「龍・ゆうバス」の
予備車として、竜ヶ崎営業所へと貸し出されました。
2003年に鹿嶋市コミュニティバスの試験運行に伴い
鹿島営業所へ転入、その専用車として活躍しました。


関東鉄道 1835HS/日野KK-RJ1JJHK+日野車体工業(Rainbow)

2007年に竜ヶ崎営業所へと転入し一般路線車に戻り
更に2011年には、潮来営業所へと転入しています。
2018年には潮来営業所波崎車庫へと転入しましたが
2019年に廃車となった後小山中央観光バスに移籍し
小山市コミュニティバス「おーバス」専用車となり
ハーヴェストウォーク線で専ら運用されています。

おーバスの同社担当便は小型車が中心の運用ですが
小山駅~ハーヴェストウォーク~小山温泉思川間の
ハーヴェストウォーク線は小山ゆうえんちの跡地に
2007年に開業した郊外型ショッピングモールである
おやまゆうえんハーヴェストウォークを結ぶ路線で
休日は買い物客で賑わっており中型車が似合います。

なおハーヴェストウォーク線は小山中央観光バスが
待機場としている小山国際第一ホテル前発着でしたが
2020年10月1日よりロータリーへの乗り入れが実現
駅からバス停が近くなり、利便性が向上しています。

移籍にあたり塗装が変更が黄緑色と黒色に変更され
ホイールカバーが取り付けられたことが目立つほか、
ロービームのみ、LEDバルブに換装されています。

上半分白色・下半分肌色の内張り、石目調の床材等
車内は、関鉄時代の面影をかなり残してはいますが
運転席背後の行灯と木枠の掲示板が撤去された上で
新たに金属枠の掲示板が二枚取り付けられたほか、
前面行先表示機裏にあった車内表示機が撤去されて
新たに小さなデジタル時計が設置されています。

また運賃箱や音声合成放送装置などは換装されて、
特に、おーバスは前乗り前降りの均一制運賃のため
中扉付近に設けられていた整理券発行機が撤去され
中扉は、締切扱いへと改められたことも注目です。

座席配置や座席表皮もまた、関鉄時代のままですが
座席にはビニール製の白色カバーが新たに奢られて
質素な関鉄時代と比べ豪華な印象へと変わりました。

近年国内で第二、第三の活躍を続ける関鉄路線車が
数を増やしていますが近場での再帰は嬉しいですね。

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