関東鉄道 9237MK

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関東鉄道 9237MK/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車で、草野車庫のN592だった車です。
2005年に水海道営業所へと配置されました。

しかし、水海道営業所での活躍は一年ほどで、
2006年に取手競輪場へのシャトルバスの一部が、
つくば中央営業所から水海道営業所に移管された際、
取手競輪場のラッピングが施されていた9231YT
つくば中央営業所から水海道営業所に転入した際、
9237MKはトレードでつくば中央営業所へと転出しました。

ところが、2011年に9231MKが廃車となる際に、
その代替として9237YTが水海道営業所が転入し、
9237MKとして再び水海道営業所での活躍をはじめました。
つくば中央営業所時代は、社番表記の営業所略号が
前面・後面共に消されたままとなっていましたが、
水海道営業所での移籍に際しては、営業所略号が
前面・後面共に復活したのも興味深いところです。

なお、この写真の撮影時は、前輪のホイールに
京成時代の紺色が覗いていたのがご愛嬌でしたが、
現在は前後とも銀色に戻されています。

現在、関鉄では追突事故防止対策の一環としてか、
自社発注車、かつ、ツーステップの中型車を中心に
オージ製HS-701-24Vハイマウントストップ灯の
後面窓内側への追設を各営業所で進めていますが、
つくば中央営業所は、中古車でツーステップの大型車へも
このハイマウントストップ灯の追設を実施しており、
9237MKもつくば中央営業所に在籍していた際に、
ハイマウントストップ灯が追設されています。

このハイマウントストップ灯の追設の対象車両は
営業所間で傾向に多少、違いが生じているようで、
例えば、水戸営業所ではワンステップの中型車でも
一部、ハイマウントストップ灯が追設された車がいます。

オージが常総市内に工場を持つこともあってか
関鉄とは、なかなか付き合いが深いようで、
このハイマウントストップ灯の設置例として、
関鉄の車両の写真が掲載されたこともあります。
関鉄では方向幕やLED行先表示機も、
一貫してオージ製が採用されていますね。

また、この車は、同時期に投入された他の中古車と同様、
次停留所表示機を装備しているのも特徴となっています。
内装は京成時代のまま、あまり手が加えられていませんが、
座席表皮は関鉄移籍時に京急などでも採用されている、
紫色の格子柄のものへと張り替えが実施されています。

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【諸元】
登録番号:土浦200か・776
年式:1992
型式:U-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m

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