阪東自動車 253


阪東自動車 253/いすゞKL-LV834N1+いすゞバス製造(ERGA)

いすゞでは、ERGAへのモデルチェンジに際して、
二種類のノンステップ車を用意しました。
その一つが、ワンステップ車がベースのType-Aで、
駆動系をワンステップ車と共通化して廉価化を図ったため
中扉以降に段差ができ、車内の流動性に難があります。
もう一つが、Cubicのノンステップ車を踏襲したType-Bで、
サイズの小さなエンジンを採用し、さらに横置きすることで
最後部まで段差を無くし、車内の流動性を良くしました。

エンジンの小形化は、Jouney-K用の排気量7.1lのものとすることで、
解決されましたが、これでは出力が不足してしまうので、
自然吸気をやめターボチャーヂャー及びインタークーラーを
取り付けることで出力を10%程アップさせており、
これにトルクコンバータ式オートマチックトランスミッションを
組み合わせることで発進時のトルクを確保しています。

阪東では、Cubicのノンステップ車である248・249に続き、
このERGAのノンステップ車のType-Bである252・253を
2001年に投入しており、阪東では初のERGAとなっています。
マイナーチェンジ前のため、側窓上部の開閉可能部分が
サッシレスとはなっていないところがポイントです。
また、屋根上にマーカーランプが取り付けられているのは、
このロットが最後となり、以降は省略されているため、
夜になると遠目でも意外と容易に判別することができます。

248・249に続き、ホイールベースが5.3mの標準尺ですが、
これに続くERGAのノンステップ車として投入された、
272・273・274は、ホイールベースが4.8mの短尺となりました。
それ以降のERGAのノンステップ車は標準尺に戻っています。
また、クーラーは引き続き阪東では少数派のゼクセル製です。

ナンバーステーが取り付けられているほか、
サイドフラッシャーのレンズが交換されたことで、
よりスタイリッシュに仕上げられていることは、
担当者制の強みで、最近はこれに加えて、
ポジションランプの変更も実施したようです。

※お知らせ
本日付で、阪東自動車路線車一覧を更新し、
新車投入等を反映しました。ご確認ください。
引き続き、皆様からの情報提供をお待ちしています。

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阪東自動車 253 への2件のフィードバック

  1. Tak.K. のコメント:

    こんばんは。
    たった今若松停留所で確認しましたがこの車両も前照灯が交換されてました。
    白ハロゲンかHIDかまでは確認できませんでしたが…

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>Tak.K. 様
    コメントありがとうございます。
    阪東では、ヘッドライトの白色化も流行しつつあるのでしょうかね。
    関鉄での改造例が利根川を超えた感じですね。
    白色のヘッドライトは視認性も良いので、私も使用していますが、
    路線環境が良い路線ばかりではない阪東では、
    ファッション性だけではなく実用性も評価できそうですね。

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