関東鉄道 9284YT


関東鉄道 9284YT/日ディKC-RM211ESN改+富士重工業(8E)

西武バス中古車です。
関鉄では、この9284YTの投入を端緒として、
以降、ホイールベース3.9mのE尺車を
特注でホイールベース3.77mに詰めた車を
水戸営業所・つくば中央営業所・鉾田営業所へと
続々と投入しその数は合計6両に達しました。
9304MT、9305MT、9306MT、9308YTG039
それですが、一部は収容力の低さから、
早々に他営業所へと転出したものもあります。

この中で9284YTのみが2008年に関鉄入りしており、
それゆえか車内の仕様が他車と異なっています。
まず目立つのは後面のLED行先表示機の取付方法で、
天井から吊下げた枠の中に納める一般的な工法ではなく、
天井に取り付けた金具にLED行先表示機の筐体を、
直接固定しているという簡素化が図られた工法である点です。
尤も同様の仕上げは、LED行先表示機をもつ京成中古車のうち、
京成バス以外の分社経由で関鉄入りした車でも見られます。

また、座席表皮が関鉄入りに際して張り替えられており、
1809TR以降の自社発注車と同様の紺色の柄物とされていて、
西武自体のままの座席表皮の他車とは一線を画します。

それ以外にも、西武自体の所属の違いに拠る差異なのか
床材が木目調の他車と違い焦茶色の単色であることや、
座席配置が二人掛け座席がやや多くなっていることなど、
地味ながらも随所にイレギュラーな仕様が見られます。

小型車に近い全長ではあるものの運用に限定はなく、
9308YTと同様、混雑する取手口にも顔を出します。

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