関鉄観光バス 7016TC


関鉄観光バス 7016TC/日産ディーゼルP-RM81G+富士重工(6E)

筑波大学の中古車です。
筑波大学時代は、広大な構内の各施設を結ぶ無料の
「学内連絡バス」(通称「学内バス」)で使用されていました。
学内バスはつくばエクスプレス開業に合わせ、
関鉄の一般路線として生まれ変わり廃止されましたが
経年車でありながら走行距離が短かったことが幸いし、
大学近隣での再起となりました。

筑波大学時代は学内バス用及び送迎バス用として
筑波大学が所有するバスの標準的な塗装である、
呉羽のメーカーサンプルカラーを纏っていましたが、
当然ながら関鉄カラーへと改められています。
また前輪脇には、「FHI 富士重工」のエンブレムが
取り付けられていましたが撤去されています。
更に、後面に取り付けられていたバックアイカメラも
また同様に撤去されています。

しかし、その他は原型を比較的よくとどめていて、
前後引扉の扉配置をはじめとして、
屋根上にオレンジ色のマーカーランプがあること、
トルクコンバーター式オートマチックトランスミッション等、
あまり手を付けられないままに使用されています。

車内は、学内バス時代に窓柱と天井に取り付けられた、
メモリーブザーがそのまま活用されている他、
灰色の内張、前向き座席主体の座席配置、
青色の座席表皮、木床の床などはそのままです。
ただし、学内バス時代、放送装置は
車内外のスピーカーや、後扉脇のインターホンは、
運転士さんのマイク及びラジオが音源だったために、
新たに音声合成放送装置が取り付けられています。
その他、整理券発行機・運賃表等も追加されています。

学内バス時代の同型車の写真も貼っておきます。
この写真は学内バス運行最終日の記念式典の際のもので、
私もこの式典にスタッフとして参加した思い出の写真です。
この時はカメラの調子が悪く上手く撮影できなかったのですが…

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