関東鉄道 1659YT


関東鉄道 1659YT/三菱U-MK218J+三菱バス製造(AeroMidi)

元々、路線車では少数派だった三菱車の場合、
その数はいすゞ車に比べると圧倒的に少なく、
関鉄の自社発注車の主力である中型車であっても、
P-MK116Jが4両(水戸3、鉾田1)、
P-MK117Jが6両(水戸3、鉾田1、土浦1、下妻1)、
U-MK117Jが12両(水戸4、鉾田5、土浦2、石岡1)、
という具合にその数は限られたものとなっています。
U-MK218Jに至っては1659YT・1660HKの2両のみで、
その後、路線車で三菱車の中型車の自社発注車は、
PA-MK27FHまで、空白となってしまいます。

1659YTは、つくば市の肝いりで1994年に
運行開始された「つくば都心シャトルバス」用として、
当時の関鉄の自社発注車としては異例ともいえる、
ニーリング機構付きエアサス、逆T字窓、床材張りという
豪華仕様の専用車、1657YT・1658YT(U-MK618J)の
予備車的な位置づけで投入されたものと思われ、
登録番号も、1657YT・1658YTの続番となっています。
尤も、そこは担当車制の関鉄らしいところですが、
1657YT・1658YTこそ、専らつくば都心シャトルバスを
中心に運用されていたものの、これらが入れない日には、
大型車・中型車を問わず様々な車が運用されていました。

このような状況で投入された1659YTは、
前面こそ、非常に洗練されたスタイルとなりましたが、
車内は相変わらずの木床に後半部三方シートで、
座席表皮もチェック柄の1657YT・1658YTに対し、
相変わらずの緑一色のものとなるなど、
基本的に従来の仕様を踏襲したこともあり、
花形ともいえる1657YT・1658YTに比べると、
なんとも地味な存在となってしまいました。

当時、西大通り沿いの二の宮地区は路線バスの便が悪く、
わざわざ二の宮団地内に立派なバスターミナルを用意して、
1時間当たり2?3本と気合あるダイヤで運行を開始しましたが、
1998年、ひたち野うしく駅開業を控え、西大通りを経由する、
ひたち野うしく駅―つくばセンター間が開業すると、
より利便性の高いそちらへと乗客が移ってしまって、廃止となり、
折角の二の宮団地内のバスターミナルも解体されてしまいました。
強いて言えば、つくば市のコミュニティーバス、「つくバス」の
「学園南循環」が途中、ほぼ同じルートを通っているため、
「つくば都心シャトルバス」はこれに発展的解消を遂げたとも
まあ、説明できなくもないのですが…。

なお、下写真のC15系統松代循環は、
つくば駅周辺の自動車交通需要を抑制する
交通需要マネジメント(TDM)実証実験の一環として
運行開始したコミュニティーバス「つくつくバス」のうち、
「松代近隣シャトル」を一般路線化したもので、
そういう意味では何かの因縁を感じる組み合わせですね。
方向幕のローマ字に誤植があるのも堪りません。

2005年に1657YT・1658YTが水海道営業所に転出した後も、
つくば中央営業所で引き続き活躍していましたが、
2011年には水海道営業所に転出しました。


関東鉄道 1659MK/三菱U-MK218J+三菱バス製造(AeroMidi)

1823YTが移籍に際してLED行先表示機に交換されたのに対し、
こちらは特に大きな改造も無く使用されています。
なお、座席表皮はつくば中央営業所時代に、
1809TR以降の自社発注車と同じ柄物に交換されています。

100FH000002

【諸元】
登録番号:土浦22あ1655
年式:1994
型式:U-MK218J
機関:6D17(8201cc 210ps/2900rpm)
ホイールベース:4.39m

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