関鉄グリーンバス G037

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関鉄グリーンバス G037/いすゞKC-LV380L+富士重工業(7E)

京成中古車です。
一見、これまでの関鉄の京成中古車の流れを汲んだ
当たり障りのない車に見えてしまいますが、
同じ7Eのツーステップ車でL尺のP010とは、
外装・内装共に異なっているのがポイントです。

まず外装ではP010と違い方向幕なのは、
子会社向けらしいところなのですが、
G012辺りの廃車発生品を流用した関係からか、
子会社向けらしからず側面方向幕が
大型となっているが気になります。

また内装ではG012・P006と同様に、
筑波山シャトル運用に備えて、
座席が二人掛け主体に改装されていますが、
1522Gの廃車発生品を活用して、殆どの席が、
ハイバックシートとなっている点が注目です。
ただし、一部の座席にはG012の廃車発生品も、
活用されているようです。


関鉄グリーンバス 1522G/日野P-RJ172CA+日野車体(Rainbow)

さて、ハイパックシートの供給元の1522Gは、
新製配置の鹿島営業所時代、特定車であったため、
1522Gは外観こそ路線車と同様でしたが、新製時より
座席がハイバックシートとなっていたのが特徴でした。
2005年に岩瀬急行線(つくばセンター―岩瀬中央公民館)の
開業に際し、同じくハイパックシートであった1661TKと共に、
岩瀬急行線用として抜擢されて柿岡に移籍しました。

つくばエクスプレス開業に併せて、鳴り物入りで開業した
岩瀬急行線は開業時は盛況でしたが、その後に開業した、
筑波山シャトルやつくバス北部シャトルに乗客がシフトし、
2007年に岩瀬急行線が廃止となってからは、
柿岡営業所管内の一般路線で使用されて、
つくばセンターにも顔を出さなくなってしまいました。
2009年には廃車となっています。

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【諸元】
登録番号:土浦200か1147
年式:1997
型式:KC-LV380L
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:4.8m

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