宮崎交通 宮崎22あ・744/三菱P-MS725N+三菱自動車工業(AeroBusM)
もっぱら特急バスあそ号・たかちほ号に使用される車で、
1987年式と車令20年を超えているにもかかわらず、
熊本や大分まで足を延ばして活躍を続けています。
このうち、特急バスあそ号・たかちほ号は、
太平洋側の延岡から高千穂を経由し、
高千穂鉄道が延伸を果たせなかった高森を経て、
熊本空港・熊本交通センター・熊本駅へと、
4時間弱を掛けて横断する特急バスです。
高千穂の最寄り空港である熊本空港へと乗り入れる
このバスは熊本空港―延岡駅間は乗降共に可となっており、
阿蘇と高千穂とを両方とも観光したい場合に便利です。
高千穂はテレビ等でパワースポットとして取り上げられ、
観光客がかなり増加しているようで、併せて、
元々の宮交の標準的な塗装をベースとしつつ、
このように高千穂をアピールする外装へと、
改められているのも特徴です。
ホイールベース5.75mのN尺となっているのが、
なんとも九州らしいところですが、
阿蘇山系を超える区間では、
道路の整備が行き届いていない箇所もあり、
このような比較的取り回しの良い車が重宝しそうです。