平成エンタープライズ 群馬200か・782/三菱KC-MP747M+三菱自動車バス製造(NewAeroStar)
成田空港交通中古車で、珍しい三扉のノンステップバスです。
成田空港交通時代は成田空港内の
ターミナル間連絡バス(無料)として使われていました。
平成エンタープライズ移籍後は、写真のとおり、
羽生駅西口―イオンモール羽生間で使用されており、
以前予備車的に使用されていた群馬200か・713は、
北本駅東口―モラージュ菖蒲間に転用されました。
固定窓であることもあってかなり長く見えますが、
実際に取り回しには苦労しているようで、
運転席に「オーバーハング注意」と書かれた
シールが貼ってありました。
車内は暗めの灰色ですが、
鮮やかな群青系柄物のハイバックシートが並びます。
座席配置は、ホイールベース間は
非常口側が三方シート、乗降口側は二人掛け前向きシート、
ただし、かつて荷物置き場だったと思わしき、
中ドア向かい側は二人掛け前向きシートです。
後輪タイヤハウス上は向かい合わせの座席で、
後部は雛壇状とかなり複雑です。
各所に英文表記が残るのはいかにもという感じです。
機械式オートマチックトランスミッション、
INOMATⅡを装備するのが特徴です。
走りはINOMATⅡの前身のMMATとは異なり、
トルコンAT並に比較的スムーズです。
シフトセレクターは自家用車のそれと似ています。
しかし、機械式ATと三扉という組み合わせだと、
なんだか関東バスみたいですね。
成田空港交通がニューエアロスターを廃車にしたのは驚きです。初代エアロバスが結構最近まで残っていて、つくばでもたまに見かけましたからね。
関鉄は最近、京成中古ばっかりなので9247やこの車両みたいなのをまた買ってきてほしいです。整備等は面倒かもしれませんが…
そういえば、大阪市営のいわゆる試作型ワンステップ車は、いすゞ2台、日野と三菱ふそうがそれぞれ1台ずついたはずですが、ふそうだけ国内での復帰のニュースを聞いていません。もしや海外?関鉄(ふそうの配置が多い土浦とか)に来てほしかったなあ?
長文&駄文失礼しました
成田空港交通といえば、
頚城自動車中古車の富士重R3(P-MS725S)が
つくばセンターにも時々顔を出していて
ビックリさせられたぐらいですので、驚きですね。
とはいえ、一般路線用の三菱エアロスターMは、
宮城、東野、千曲、北鉄などに移籍していますから、
その流れを考えると順当なのかもしれません。
三菱の東京都型ワンステ(U-MP628Mなど)は、
都営中古は宇部市、サンデンなどに入っていますが、
大阪市中古は私も未確認です。
9247TKはちょうど先週に乗ってきたばかりですが、
関鉄の秘宝と言っても過言ではない程に
相変わらず個性の強い車でした。
最近は洋泉社ムックやバスマガジンなど
雑誌でも取り上げられることが多い同車は、
関東自動車が大阪市中古を継続して投入したのに対し、
関鉄では「虎の子」の大阪市中古であること、
今のところ唯一のワンステ中古もあって、
かなり異色の存在ですが、地元での注目度は
意外と低いようにも感じます…。
最近の関鉄は京成中古ばかりと思いきや、
京急中古、新京成中古、千葉中央中古、最近だと阪神中古など、
たまにイレギュラーな中古車が入るのが面白いと思います。
今後、中古車市場はますます高騰してくるでしょうから、
更なるイレギュラーな中古車が期待できるかもしれませんね。
京成中古もKC-からは、ツーステ、ワンステ、ノンステとあり、
KL-LV834L1+富士重7Eなどの珍車が入ってくる可能性もありますから、
今後はバラエティーが広がるのではないでしょうか。
個人的には高級(?)仕様の関西圏の中古車が増えてくれれば嬉しいです。
特に西工ボディの中古車はまだ実現していませんし…。