関東鉄道 2199RG


関東鉄道 2199RG/いすゞ2KG-LV290N2+J-BUS(ERGA)

2019年式の自社発注車のうち、2198RG・2199RGは
2016年式2108TR・2109TC・2110TC・2111TCに続き
通常の(ハイブリッド車ではない)大型車とされて、
車種も関鉄らしく無難にエルガが選択されています。

基本的な仕様は、2016年式の4両を踏襲していますが
平成28年排出ガス規制に伴うメーカーの仕様変更で
ヘッドライトがロービームのみLEDへと変ったほか、
行先表示機は2194MT以降で採用されるレシップ製で
白色LEDが主体で一部がフルカラーLEDとなっている
DFE-C11CW・DFE-C22CW・DFE-C33CWが採用されて
従来の行先表示機に比べ視認性が大きく向上しました。
前面行先表示器脇の車椅子マークもステッカーから
2170MTより採用の電照式となり、夜間は目立ちます。

車内は基本的には近年の関鉄の標準仕様を踏襲して、
内張りは灰色、床は濃灰色の床材張りのままですが
座席は、これまでの金属製シートバックのものから
メーカー標準の樹脂製シートバックのものになり
座席表皮も優先席が青色地に紺色のハートマークと
黄色のピクトグラムが配されたものへと変更され、
他席も青色地に紺色のハートマークが配されたものへ
変更されて従来より汚れが目立ちにくくなりました。

座席配置は従来通りメーカー設定のラッシュ型とされ、
左側前半は前向き1人掛が3列、中扉を挟んで後半は、
前向き1人掛が2列と前向き2人掛が1列となっています。
右側は前向き1人掛7列・前向き2人掛1列とされていて
うち1〜4列目についてはは車椅子搭載用の折畳座席で
また5列目については段差部分に併せ設置されています。
左右共前輪タイヤハウス上の座席が省略されています。

降車釦は2194MT以降で採用されるオージ製WS-280で
うち握り棒は誤操作防止のため釦が窪んだWS-282-J1、
側面窓中桟は横向き仕様であるWS-280G-J1とされて
それ以外の箇所には、WS280-J1が配置されています。

2019年式の2214MT・2215MR・2216YT・2217RGは、
同じ2KG-規制車ながらもメーカーの仕様変更を受け
型式の末尾も2から3へと変わってしまったために、
同型式は2198RG・2199RGの2両のみに留まっており
目立たないながらも実は希少な存在となっています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1699
年式:2019
型式:2KG-LV290N2
機関:4HK-TCH(5193cc 240ps/2400rpm)
ホイールベース:5.3m

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