関東鉄道 9489TC


関東鉄道 9489TC/日野SKG-HX9JHBE+J-BUS(Poncho)

小島タクシー中古車で土浦200あ・615だった車です。
2011年にNPO法人まちづくり活性化土浦が運行する
コミュニティバス「キララちゃん」の計3系統のうち、
当時土浦地区タクシー協同組合が運行を受託していた
Aコース市民会館循環専用車として投入された車です。
同年10月1日に行われたダイヤ改正に併せて投入され
以前の専用車である土浦300あ・202を代替しました。
ホイールベース4.125mのショート仕様で中扉のみとされ
マニュアルトランスミッション仕様が選択されています。


新興タクシー つくば200あ・160/日野SDG-HX6JHAG+J-BUS(Poncho)

2012年、つくば市内の新興タクシーに移管されたため
つくば200あ・160へと、登録変更がなされていますが
2015年、土浦市内の神立ハイヤーに移管されたため、
土浦200あ・650へと、再度登録変更が行われています。
2018年にはAコースも関東鉄道土浦営業所へ移管されて
登録番号はそのままで、9489TCの社番が振られました。

なお関東鉄道土浦営業所では、Aコースの移管に併せて
従来のBコース・Cコース専用車1889TC・1890TCに加え
新たな「キララちゃん」専用車として2167TCを投入し
小島タクシーが土浦200あ・615を投入すると同時に、
予備車として投入された土浦200か1262は当然ながら
流石に関鉄へと引き継がれることはありませんでした。

外装は白色を地色としキララちゃんのイラストが入った
ラッピングを部分的に施したもので、他車とは共通です。
2018年には地方版図柄入りナンバープレートに換装され
「風・空・彩」デザインが白い車体に似合っています。

車内は内張りは灰色一色、床は黒の石目調の床材張りで、
座席配置は、左側中扉後が前向き1人掛2列とされており、
右側が前向き1人掛4列でうち1・2列目が折畳座席です。
座席表皮はメーカー標準仕様である水色となっています。
また吊革のベルトがV字型であるところが目を惹きます。

投入当初からワンマン機器は関鉄に準じた仕様ですが、
運賃均一制後払いのため運賃表示器は引き続き省略され
クラリオン製CY-2510停留所名表示器もそのままです。

2005年3月1日の試験運行開始から15年目を迎えている
「キララちゃん」は昨年利用者も200万人に達しており
今後も市民の足として活躍することが期待されます。

【諸元】
登録番号:土浦200あ・650
年式:2011
型式:SKG-HX9JHBE
機関:J05E-J5-V(5123cc 180ps/2800rpm)
ホイールベース:4.125m

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関東鉄道 9489TC への2件のフィードバック

  1. 匿名 のコメント:

    ››【諸元】
    ››登録番号:つくば200あ・650

    土浦200あ・650ですね。

    この車って神立ハイヤーの新車ではなく、どこか前歴があるだろうと思ってましたが、
    これで4社目だったんですね。
    詳しい情報をありがとうございます。

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>匿名様
    コメントありがとうございます。
    登録番号を修正致しました。
    なかなか複雑な経歴の持ち主ですね。

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