ジェイアールバス関東 L527-04501/日野KL-HR1JNEE+日野車体(Rainbow HR)
古河支店時代の2004年に投入されたL527-04501は
JRグループにおいては極めて珍しい中型ロング車で、
佐野支店の一般路線車では最も有名な車だと思います。
一時期は、全国的に勢力を延ばした当車種ですが、
茨城県下の納入例はごく僅かで、この車以外には、
関東鉄道取手営業所の1870TRがいる程度です。
古河支店時代に投入された唯一の自社発注車であり、
佐野支店の一般路線車としては、最新鋭の車です。
古河支店は2002年に土浦支店から独立して以降、
路線新設や系統番号導入など、積極的施策を打ち出し、
その姿勢は佐野支店への統合後も継承されていますが、
この車は車両面の改善の象徴といえる存在です。
古河支店では路線新設や系統番号導入の絡みからか、
土浦支店からの引継車については、行先表示機を
方向幕からLED行先表示機へと交換していますが、
この車は登場時よりLED行先表示機とされていました。
また、当初よりLEDデイライトを装備している所は、
JRバス関東らしい仕様だと言うことが出来るでしょう。
車種選択の特異性ばかりに目が行ってしまいますが、
灰色系の内装に、水色の床材が張られた床、
青色系の柄物の座席表皮、黄色の握り棒など
内装は、同時期に宇都宮支店などに投入された、
ノンステップ車と概ね同様のものとされています。
登場後、すぐにこれまたJRバス関東では珍しく
広告ラッピングが施され、その後も何度か、
広告ラッピングを纏ったことがありますが、
2010年以降は、綺麗な姿を維持しています。
また、古河支店に所属していた他車と同様に、
左折及び後退ボイスアラームの追設や、
ハイマウントストップランプの追設がなされています。