茨城交通 水戸200か・731/日野U-RJ3HJAA+日野車体(Rainbow)
京阪バス中古車で、同型車はこの1両のみです。
2005年、茨大前営業所に投入されました。
京阪定番の、前面腰板のセフティーウィンドーや
茨交でも一時期採用されていた腰板部の側面幕等、
出自を簡単に特定することができますが、
逆T字窓の側窓や、後引戸の扉配置などは、
如何にも関西の車といった雰囲気です。
車内にはハイバックシートが奢られていることも、
車外から容易に確認することが出来ますね。
さて、この車、なんといっても目立つのが、
前面幕周囲が車体色の白色とされたことです。
京阪時代、この部分は赤色に塗装されており、
一般的なブラックアウトではなかったのですが、
京阪の様な濃い色ならともかく、白色ですと、
なんとも垢抜けない印象になってしまい、
近代的な印象の側面ともミスマッチでした。
ちなみに、茨交ではモノコック車などの場合、
前面幕周囲は帯色と同じ青色に塗装しており
それを踏襲すれば良かったかなと思います。
2011年、この車は大子営業所へと転属しますが、
流石に見栄えが悪かったからなのでしょうか、
前面幕周囲が黒色へと改められました。
これまで、この手の小改造は少なかった茨交では
極めて珍しいケースなのではないかと思います。
更にフロントガラス凍結防止用シートを掛けるためか、
前面幕両側にフックも取り付けられており、
この辺りは大子らしい装備といったところでしょうか。