関東鉄道 9346TR

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関東鉄道 9346TR/三菱KC-MP747M+三菱バス製造(NewAeroStar)

立川バス中古車で、立川時代の社番はA907です。
関鉄としては、2両目となるノンステップ車の中古車は、
9341TRに続いて、取手営業所に配置されました。
関鉄としては初の立川中古車投入となりますが
立川中古はもともと全国的にも希少な存在であるため
よく見付けてきたな、というのが初見の感想でした。

かつて、関鉄は鉄道線の輸送力増強のために、
全国から状態が良く、また所定の性能を持つ
気動車を東奔西走して確保してきた時期があり、
合併前、時には参宮と常総で状態の良い車両を
取り合ったことも幾度かあったようですが、
それと似たような状況となってきたのは嬉しい限りです。

立川としては初のノンステップ車として投入された車で、
前扉だけではなく中扉もグライドスライド戸であること、
中扉に電動の車椅子スロープが設置されていること、
後輪タイヤハウス上に後向き座席があること、等は、
如何にも初期のノンステップ車らしい雰囲気です。

9341TRは側面窓が銀サッシであるためか、
窓回りの黒塗りが省略され、不思議な仕上がりですが、
9346TRの方は側面窓が黒サッシであるため、
窓回りの黒塗りが復活しており、無難な仕上がりで、
自社発注車に近い雰囲気を出しています。
また、車椅子スロープが黄色に塗装されており、
側面のちょっとしたアクセントとなっています。
前扉は黒色一色ですが、中扉は側板に併せて
きっちりと塗り分けてあり好印象な仕上がりです。

前面のノンステップ車であることを示すロゴは
1984MT以降のものではなく、2026MT以降の
中央に白字の丸ゴシック体で「ノンステップバス」と
書かれたものになっているのも注目されますが、
これは同時期に塗装変更した1910TCも同様です。

テールランプはメーカー標準の裾部設置ではなく、
腰板上部への設置となっているのもポイントで、
裾部は補助ブレーキランプのみとされており、
本来の設置位置が埋まらず、窪みが余っています。
これは、立川では1997年式から採用されたもので
在来車と配置を揃えたものと推測されます。

車内は概ね、立川時代のままとされており、
前述の後向き座席は9341TR同様そのままで、
9247TKと異なり、撤去は実施されませんでした。
なお、後向き座席部分にはご丁寧にも、窓桟に、
取っ手が設置されており、至れり尽くせりです。
座席表皮は立川時代に張り替えられており、
小田急グループマテリアルズ調達のものとされ、
小田急でもお馴染みタイプの柄物となっています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1258
年式:1998
型式:KC-MP747M
機関:6D24(11945cc 240ps/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

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関東鉄道 9346TR への2件のフィードバック

  1. Y のコメント:

    常総筑波、鹿島参宮の合併からもうすぐ50年ですが、当時は鹿島参宮の方が影響力が大きかった名残の一つとして、一般バスの塗装があげられます。
    現行の通常塗装は、元をたどれば青色の鹿島参宮が基本です。赤色中心だった常総筑波沿線では結構イメージチェンジと受け止められたのではないかと思います。

    また合併時の法的な存続会社は、資本金の多寡で鹿島参宮であったと70年誌に記載されていますし、現在でも個人大株主に鹿島参宮の創業と経営に関わった石岡の豪商、濱一族の方がおられます。

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>Y様
    確かに現行の塗装は、鹿島参宮に近いですが、
    合併から暫くの間、裾部は赤色とされていた様で、
    この部分は常総筑波を意識したものだったのでしょうね。
    常総筑波はどちらかというと鉄道部門に積極的で、
    バス路線のネットワークは鹿島参宮の方が大きかったようで、
    それゆえ資本金も鹿島参宮の方が多かったようです。
    京成だけでなく、東武も関鉄の株主となっていますが、
    これは東武が常総筑波に資本参加していた名残の様ですね。
    現在、関鉄は首都圏新都市鉄道にも出資を行っていますね。

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