関東鉄道 1936MK/日野ADG-HX6JHAF+J-BUS(Poncho)
坂東市は、旧岩井市域で、これまで運行されていた、
福祉バス「ひばり号」を継承・発展させる形で、
2006年、コミュニティバス「ばんどう号」を運行開始しました。
これに併せて水海道営業所へ3両の専用車が投入され、
車種は、関鉄としては初登場となるポンチョとされ、
ホイールベース4.125mのショートが選択されました。
ナンバーは定員30名未満の中板となっています。
うち1934MKは水色、1935MKは黄緑色、1936MKは橙色、と
それぞれベースカラーが異なっているのが特徴ですが、
市の花である茶の花、市の鳥である鶯のイラストや、
平仮名の「ば」を模った坂東市の市章は共通です。
なお、この3両の所有者は坂東市となっているようで、
関鉄が借り受けて運行する、という形態のようです。
この3両の投入に伴い「ひばり号」専用車、1737MKは
一般色に塗装変更され、つくば中央営業所へ転出、
特定車に転用されましたが、一年程で廃車となりました。
「ばんどう号」のルートは計5ルートありますが、
各ルート共、曜日によってダイヤが異なっており、
なかには、曜日によっては全便運休となるルートもある、
なかなか複雑なダイヤとなっています。
また、旧猿島町域では昭和観光自動車が運行する、
旧21条代替バス的なバス路線も存在していますが、
これとの接続や連携は特に考慮されていません。
車内は国土交通省標準仕様ノンステップバスに準じ
灰色系の内装とされており、極めて地味な印象です。
同時期に投入された関鉄の自社発注車と異なり、
座席表皮は水色のものとされている上に、
均一制運賃のため運賃表や整理券発行機は省略、
停留所名表示機とデジタル時計が目立つ程度で、
運転席背後も行灯ではなく掲示板があるのみです。
特筆すべきは、運賃箱がレシップの快適1号であることで
これを搭載するのは、関鉄ではこの3両のみだと思います。
【諸元】
登録番号:土浦200あ・530
年式:2006
型式:ADG-HX6JHAF
機関:J05D-J5-ⅡF(4728cc 180ps/2800rpm)
ホイールベース:4.125m
ばんどう号は24年度以降の計画で1ルートを削減しますが、車輛は1両を予備にして3台体制は維持される見通しです。
>>Y様
いつもコメントありがとうございます。
ひばり号改めばんどう号のルート減は寂しいですが、
MKはコミバスの予備車確保で苦労しているようですから
これでやりくりにも多少余裕が出るのでしょうね。