関東鉄道 9340MK/いすゞKC-LV380L+いすゞバス製造(Cubic)
神奈川中央交通中古車です。
関鉄の自社発注車には存在しないKC-LV380Lは、
既に同じCubic架装のツーステップ車で、中引扉である、
京成中古車のP011・9326RG・9328TC・9329TCと
千葉中央バス中古車の9334MKが投入されていますが、
この車は、そのいずれとも仕様が近似していますので、
それほど違和感を感じない仕上がりとなっています。
同じ神奈中中古車である9307HS・9310TCと同じく、
出入口表示窓、側扉下部の新ステップ及び、
運賃支払い方法表示窓の撤去されていますが
外観上、最大の特徴となっているのが、
側面行先表示機の設置位置及びその工法です。
神奈中では、側面行先表示機が標準サイズのため、
関鉄入りに際し側面行先表示機が大型サイズにすべく、
9307HS・9310TCではこの部分の窓を撤去したうえで、
外側からガラスが取り付けて羽目殺しの一枚窓とし、
内側に廃車発生品の枠を取り付けた上で、
LED行先表示器をそこに収める、という
非常に大がかりな改造を施していますが、
9340MKの場合は、前扉脇の二段窓の内側上部に、
LED行先表示器を枠なしで取り付ける、という、
全体的に1812MK・1813YT辺りと共通する、
比較的お手軽な改造に留まっています。
後面行先表示機も天井からLED行先表示器を
金具でそのまま吊り下げる、簡素な仕上げとなっています。
車内は殆ど神奈中時代のままとされていて、
座席が二点式シートベルト付きとされているのが、
当地ではあまり見かけない仕様として特筆されます。
【諸元】
登録番号:つくば200か・326
年式:1997
型式:KC-LV380L改
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:4.8m