関東鉄道 1887TC/三菱PA-ME17DF+三菱ふそうバス製造(AeroMidiME)
土浦市コミュニティーバス「キララちゃん」の
運行開始に際して、その予備車として
2005年に土浦営業所に投入された車です。
キララちゃんは、運行開始当初より
Aコース市民会館循環、Bコース市役所循環、
Cコース霞ヶ浦循環の3コースが運行され、
そのうち、AコースとBコースを関鉄が、
Cコースを土浦地区タクシー協同組合が、
それぞれ受託しており、車両は当初、
Aコース・Bコースが三菱AeroMidiME、
Cコースが日産CARAVANとされましたが、
2007年にAコースとCコースの車両が交換され、
現在は、BコースとCコースを関鉄が受託しています。
関鉄では土浦営業所がその担当となり、
専用車として白色にラッピングを施した、
1889TC・1890TCの2両が用意されましたが、
キララちゃんは3コースとも狭隘路を通るため、
それに対応できる予備車として投入されました。
従って、塗装こそ一般色とされてはいるものの、
当時の関鉄路線車としては標準的な内装や
定員30名未満の中型番号標(中板ナンバー)など、
基本的な仕様は1889TC・1890TCと共通ですが、
一般路線での使用を考慮して、中乗り均一料金制の
「キララちゃん」では不要な整理券発行機と運賃表を
装備しているのが差異となっています。
なお、側面の「nonstep」のロゴが中扉の
ガラスに合わせて切り取られてるのもポイントです。
この装備を活かし、「キララちゃん」の代走が無い
通常時は専ら、土浦の一般路線の中でも距離の短い、
土浦駅―国立病院線、土浦駅―協同病院線などで、
運用されていましたが、2006年に運行開始した
つくば市コミュニティーバス「つくバス」のうち、
「地域循環」の一部を土浦営業所が受託するにあたり、
この予備車も兼用するようになりました。
ここで問題となるのが運賃収受制度の差異で、
「地域循環」では前乗り均一料金制となっているため、
前面に「前のり」、側面に「入口」「出口」のステッカーを
既存の出入口表記に重ね張りすることで対応しています。
この「地域循環」用の出入口表記のステッカーは、
元々貼られていた本来の出入口表記とは異なり、
英字入りとなっているもポイントです。
併せて小田原SAN-VTN一日券発行機を
前扉脇に設置しています。
下の写真では、このステッカーの貼り忘れか
前扉も中扉も「出口」となっているのが御愛嬌です。
以降、「キララちゃん」の代走が無い通常時は
基本的には「地域循環」専用車と共通運用となり
一般路線に入ることは殆どないようです。
【諸元】
登録番号:土浦200あ・423
型式:PA-ME17DF
年式:2005
機関:4M50T5(4899cc 180ps/2700rpm)
ホイールベース:3.56m
あけましておめでとうございます。
前のりステッカーなどが綺麗に貼ってありますね。私が見かけた際は白い紙に手書き?されていたもので…
キララちゃんで使用する際は当然剥がすのでしょうね?
ただ、筑波銀行の広告も貼っていますので、キララちゃんよりもつくバスに入る頻度が多いようですね。
ところで土浦や取手のMEはなぜ小型登録なのでしょうか?
手元にある本には定員35人と書かれているのですが…
>>つくば人様
いつもコメントありがとうございます。
今年も拙ブログを宜しくお願い致します。
最近は、写真の前のりステッカーが貼られず、
白い紙を貼るのが常態化しているようですね。
最近は、普段はつくバス地域循環で
地域循環専用車と共に運用されており、
キララちゃん専用車が点検の際だけ、
キララちゃんで運用されるようですね。
エアロミディMEは諸元表によれば、
定員34名(座席14名+立席19名+乗務員1名)が
メーカーの標準仕様なのですが、
何らかの理由で定員を減じているのでしょうかね。
吊革もあるので、立席も設定されているようですが。