関東鉄道 9123YT

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関東鉄道 9123YT/日ディP-U33L+富士重工業(7E)

西武中古車です。
西武では、1987年から都区内向けの車両では、
四枚折戸の車を投入するようになりますが、
西武中古車を多く投入してきた関鉄では、
前乗り均一料金制の路線を持つ取手営業所に、
西武中古車のうち、その四枚折戸の車を集中配置しました。

その数は、総勢9両に及び取手の一大勢力となりましたが、
経年によって淘汰されてしまい、姿を消しています。
そのなかで、9133YTが2006年に取手営業所へと
転属した際に、つくば中央営業所へと移籍した9123TRは、
その後、2008年に廃車になるまで、関鉄に在籍する、
西武中古車では最後の四枚折戸車として活躍を続け、
末期は目立つ存在となっていました。

また、西武の四枚折戸の車にあっては、P-U33Lの場合、
側面行先表示器部分が羽目殺しの一枚窓なのですが、
9123YTは、何故か、西武のP-U33L中引戸車と同じ、
側面行先表示器部分が羽目殺しながら桟入りのものであり、
細かい点ながらも個性を発揮していました。

車内は、関鉄入りに際して車体更生を受けていて、
上半分白色、下半分褐色の内装へと改められていて、
西武時代の名残は褐色の床材張りの床ぐらいでした。
従って車内は晩年まで良好な状態を留めていました。

つくば中央営業所での活躍は僅か2年に留まりましたが、
写真のようにサイエンスバスツアーの幕も装備して、
広範囲で活躍していました。

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関東鉄道 9123YT への2件のフィードバック

  1. 9060MT のコメント:

    こんにちは、この車輌はよくつくばセンターや西大通り付近でよく見かけていました
    P-U33Lの移籍車といえばそれぞれ特徴がありましたね! 取手営業所の西武中古車富士7E、9台のうち前期に投入された車輌は側面方向幕が大型から標準に改造されたところと後期以降に投入された車輌は側面方向幕が大型のままでバンパーのライトベゼルが銀色という車輌もありました
    そのなかでも西武中古で富士7Eとして最初に投入された9102TRは63年式で出口、入口がプレートになっていて左側窓最後部にあるエンジンルームの通気口に飾りがなく出口側の広告枠も大きさが標準サイズになっているのが特徴です
    もちろん興味あるのはサウンドでマルコブザーや機関PF6Hのエンジンは迫力ありますね 今後も久しぶりに9309TR以降日産ディーゼル(UDトラックス)の大型車がきていないので期待したいですね

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>9060MT様
    いつもコメントありがとうございます。
    P-U32が側面幕のサイズがそのままだったにも関わらず、
    P-U33が一部、小型化されたのは部品の関係だったのでしょうかね。
    9102TRは床が木床だったのも特徴でしたね。
    日産ディーゼル車が今後入るとしたら、新京成辺りでしょうか。
    そろそろワンステップ車の投入も期待したいですね。

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