関東自動車 宇都宮200か・884/いすゞU-LV324L+富士重工業(7E)
特徴的な側面行先表示機の設置位置から
察せられるように立川バス中古車で、
ワンステップ車となっています。
関東バスでは中古のワンステップ車を
比較的早期から積極的に投入しています。
ただし、車椅子スロープを備えていない場合は、
低床車用の塗装ではなく、通常の塗装としているため、
外観からはちょっと分かりにくいかもしれません。
かの9247TKの元遼車、宇都宮200か・790辺りは、
うっかり低床車用の塗装で登場しましたが、
後に通常の塗装へとわざわざ改められています。…(参考記事)
尤も交通バリアフリー法施行以降の現在は、
リフトあるいは車椅子スロープを備えていないこの手は、
かつての都市低床と同様に、ただ床が低い車でしかない、
というのは過言にせよ、まあ微妙な位置づけかもしれません。
関東バスでも、中古車市場の変化に併せて、
近年はしっかり、車椅子スロープを備えた、
中古のワンステップ車を多数導入しており、
もちろんこちらはきっちり低床車用の塗装です。
ここ数年の関東自動車のスロープ付きワンステップ移籍車導入は目を見張
るものがあります。これも経営主体が変わったことやLRTへの対抗策な
のかもしれません。
それにしても横浜市営バスの入札価格など見る限り、以前に比べあまりに
バカ高い印象があります。需要があるから高いのか、高く売ろうとしてい
るだけなのか分かりませんが、まだまだツーステップ車両の移籍事例が見
られるのもコスト的に仕方が無いのかもしれません。スロープの無いワン
ステップ車も確かに単に床が低いだけの車両ですが、まだまだ喉から手が
出る存在なのか、今後の移籍状況に移籍車マニアとしては気になるところ
です。
都営バスの売却が解禁されればまた違う動きになるのでしょうが。もう暫
らく時間がかかりそうですが。
>>Mrジョソ様
コメントありがとうございます。
機械式ATの呪縛が解かれた横浜市交は、
中古バス市場に随分と出回るようになりましたね。
長崎県営や北海道中央など、これまで殆ど
中古車を入れなかった事業者にも普及しているようで、
まとまった数のワンステを四メーカー共放出していることや
公営ゆえの状態の良さが評価されているのでしょうか?
対照的に都営バスは、仮に今、中古市場に流れても、
地方事業者にとって美味しい出物はあまりなさそうですね…。
トルコンATのノンステなどは、せっかく放出しても、
殆ど売れなかった京王ノンステの二の舞になりそうです…。