関東鉄道 9258TR


関東鉄道 9258TR/いすゞU-LV324M+富士重工業(7E)

松戸新京成バス中古車です。
U-LV324M・新京成中古は計7両が関鉄へ来ていますが、
9241YT・9242YT・9243MK・9244TC・9245YT・9246TCは
1992年式まで新京成の標準であった中引戸であるのに対し、
9258TRはこの7両の中では唯一の、
1993年式から新京成の標準となった中四折戸です。
また、特徴的なエキスパンドメタルの乗降口側開口部も、
この車では年式の関係で一般的なものとなっています。
加えて移籍時期の関係で、行先表示器が
前者は方向幕で後面も大型サイズのままなのに対し、
後者はLEDで後面は横長サイズへと改められています。
また、U-代新京成中古車はバンパーが、
車体色に塗装されているのが特徴でしたが、
9245YT・9258TR及び9257TCは普通に銀色です。

仕様面では、9257TC・9308TRと共に
関鉄では虎の子状態となっていて目立つ存在です。

車内は、中引の6両が、関鉄への移籍時に、
座席表皮の張替え、停留所名表示器の取付けを、
実施したのに対して、こちらは殆ど手を加えないままで、
上が褐色・下が焦茶色の内張りに、茶褐色のイボ付き床材、
優先席には濃灰色の柄物の座席表皮が張られ、
それ以外が臙脂色地の柄物の座席表皮が張られる、
という暖か味のある内装がそのまま残っています。
これは、9257TC・9308TR・9313MK・9317MKも共通です。

また、小田原機器のICカード回数券システムの試行を
取手営業所で実施していた期間中は、それを示す
黄色の「IC バスカードが使えます」の札が
取手所属の各車のフロントガラス内に掲げられており、
その掲示位置も個性を発揮するポイントでしたが、
この車は、上部から吊下げられてあって、
遠目からでも認識しやすく好感が持てるものでした。
私が確認した限りにおいては、この9258TRの他、
9220TR・9221TR・9235TR・9236TR・9262TRでも
この位置にこの札を掲示していました。

取手営業所は車両数の割に個性的な車が多く、
趣味者には注目の営業所ですね。

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【諸元】
登録番号:土浦200か1037
年式:1995年式
型式:U-LV324M
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.2m

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関東鉄道 9258TR への2件のフィードバック

  1. 9060MT のコメント:

    こんばんわ 松戸駅東口側で活躍した元松戸新京成の9258TRと西口側で活躍した元京成バス松戸営業所のMP、9266TR、9322TRが同じ常磐線沿線で松戸から近い取手で共々に活躍できるのも不思議で面白いですね!
    また、取手営業所ではほとんどの車輌がホイールを銀色に塗り替えてますね!

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>9060MT様
    いつもコメントありがとうございます。
    新京成中古車の投入は、京急中古車のように一時的なものではなく、
    少しずつですが、継続的に行われているようですね。
    取手にもワンステが登場するのか、気になるところです。

    松戸駅東口の新京成バス乗り場は駅から少々離れていて、
    松戸駅西口の京成バス乗り場と、大分雰囲気が違っていますが、
    そのように別々に活躍した車がこうして肩を並べているのは、
    中古車の多く活躍する関鉄ならではの光景ですね。

    京成松戸も日野車の投入が進んでいましたが、
    最近になって、久々に三菱車が投入されたようですね。

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