大島旅客自動車 005/日野KC-RJ1JJCA+日野車体(Rainbow)
大島旅客自動車の路線車は、東海汽船時代より
これまで自社発注の標準床・トップドア仕様の
貸切車を格下げした車が中心となっていましたが、
都営中古車の投入以降は、このような、
純粋な路線仕様の車も徐々に増加しています。
大島も島のバス路線らしく、狭隘路が多くあるので、
貸切車を格下げした車よりも、尺の短い車、特に、
このような中型車の方が取り回しが良さそうです。
この車は東武バスから移籍してきたと思われる車で、
後折戸の扉配置、ブラックサッシの二段窓等、
東武らしい仕様が目立ちますが、この手の車は、
朝日自動車などを経由してから移籍する場合もあり、
東武バス中古車であると簡単に断言できない、
趣味者泣かせの車となっています。
また、この車は型式の通り低床仕様となっていて、
前面のバンパーの形状も独特のものとなっています。
天龍工業製の樹脂製フレームを持つ座席も含め、
車内は大きく手が加えられないままとなっていますが
前扉横に側面行先表示機が新たに設置されて、
前乗り前降りの大島バスでの使い勝手を考慮した
仕様へと改められているのがポイントです。
この部分は既存のサッシの上下を逆転させて、
LED行先表示機のサイズに合わせているようです。
なお、この車は大島バスの路線車では初めて、
LED行先表示機を採用した車のようです。
大島を発着する定期船は気象条件等に応じて、
伊豆半島側の元町港と房総半島側の岡田港とを
使い分けているため、大島バスもそれに応じて、
日によってダイヤが変動するのが特徴です。
型式の末尾は「CK」では無く「CA」ですね。
「CK」はワンステップ車が持つ型式で、低床ツーステップ車の場合、型式は「CA」となります。
>>田無様
コメントありがとうございます。
確かにその通りですね。うっかりしていました。
ご指摘ありがとうございます。
早速、修正させていただきました。