関東鉄道 1965YT/日野BDG-HX6JLAE+J-BUS(Poncho)
つくばセンター―手代木団地を結ぶC15系統・松代循環は、
TX開業以前の2003年、つくばエクスプレス開業に伴う
つくば駅周辺の自動車交通需要の増加を抑制する、
交通需要マネジメント(TDM)実証実験の一環として
運行開始したコミュニティーバス「つくつくバス」の4路線のうち、
「松代近隣シャトル」を一般路線化したものです。
「松代近隣シャトル」は当初、つくば中央営業所に配置された、
つくつくバス「松代近隣シャトル」「春日近隣シャトル」専用車、
1859YT・1860YTによって運行されていました。
しかし、実証実験の終了を迎えた2005年3月をもって、
つくつくバス「センター地区循環」「筑波急行シャトル」は
運行終了となったものの、その後も運行継続となった
「松代近隣シャトル」「春日近隣シャトル」は、これで捻出された
「センター地区循環」専用車である、1871YT・1872YTが
LED行先表示器を取り付けて、運用につくこととなりました。
2006年3月、これまでの「のりのりバス」と「つくつくバス」を
再編したつくば市の新たなコミュニティーバス「つくバス」の
運行開始に伴って「松代近隣シャトル」は、関鉄の一般路線、
C15系統・松代循環として生まれ変わりました。
以後、中型車限定ながら様々な車が運用されていましたが、
2008年7月、Ponchoロングタイプの1965YTが投入され、
松代循環専用車として使用されるようになりました。
関鉄においては、既にコミュニティーバス用として、
日野Ponchoの投入が進んでいましたが、このように
一般路線用として一般色を纏う車は、初登場であり、
以降も今のところ唯一の存在となっています。
車内は同時期のノンステップバスに準じていますが、
行灯が正方形に近いものとなっていることや、
整理券発行機連動ベルが床近くに設置されていること等、
小型車故に苦労したであろう部分も見受けられます。
1965YTはC15系統・松代循環以外では、その区間便の
C16系統・つくばセンター―松代公園―手代木団地線にしか、
運用されることはなく、関鉄では珍しい運用形態となっています。
なお、1965YTの検査時等は専ら中型のノンステップ車が代走し
つくバス「地域循環」予備車である、一般色を纏うAeroMidiMEの
1917YTが松代循環で運用されることはありません。
このように、関鉄としては異例の専用車が運用されている
松代循環ですが、利用者の増加によって輸送力不足が見られ、
最近では混雑時等に中型車が運用されるケースもあり、
今後の動向が注目される路線の一つとなっています。
つくば中央営業所では、つくバス「地域循環」の予備車が
どうも不足しているようで、6コースや10コースでは、
中型ノンステップ車・ワンステップ車による代走も
しばしば見られますので、1965YTをつくバスの予備車とし、
代わりに1813YTあたりを松代循環専用車としたら…、
などと個人的に妄想しているのですが…。
こんばんわ 他のバスと比べて見るとポンチョは、かわいらしく見えますね! 1965YTは車体が標準色ですが、岩井市内や猿島地区を走るコミュニティーバス「ばんどう号」1934MK、1935MK、1936MKはオリジナルのデザインであり3台とも色違いというのも特徴的ですね!
個人的に好きなコミュニティーバスは、野田市のコミュニティーバス「まめバス」です!ユニークなデザイン でかなり目立ちます。
こんばんは。
やはりこの車は一際目立ちますね。
もしいずれ中型に切り替わった場合、どこに転用されるのか気になるところです。
>>9060MT様
いつもコメントありがとうございます。
ポンチョはバスに興味がない人でも、
目を惹く愛くるしいデザインですが、
それに一般塗装を施したのがまた魅力ですね。
まめバスは屋根に載せた枝豆の模型が、
またなんとも可愛らしいですね。
>>瓦版様
いつもコメントありがとうございます。
中型車に切り替わるかどうか、今後の動向は不明ですが、
朝の状況を見る限りは、切り替えが必要でしょうね。
1965YTはつくバス代車への転用が妥当だとは思いますが、
AeroMidiMEに対し、Ponchoロングタイプは、
回転半径がやや大きいのが、難点でしょうね。
この辺りも、来年のつくバスの再編に絡んで、
何らかの動きがあるかもしれませんね。