関東自動車 宇都宮200か・・94/いすゞP-LV314K+富士重工業(5E)
蒲鉾形の通風器が印象的な、川崎市交中古車です。
同じ川崎の川崎鶴見臨港バスでも見られる、
ショートフロントオーバーハング仕様が目立ちます。
関東自動車の5Eでは最後まで残ったグループですが、
この車は遼車より一足先に鬼籍入りしています。
まあ、写真がアレなのはご了承ください。
外見こそ古色蒼然としていますが、
車内は床材張りの床にに液晶モニタ付の運賃箱と、
近代的な雰囲気となっており、同じ北関東に残る5Eでも、
車内もいかにもな感じの茨交の西武中古とは一線を画します。
状態も内外ともに非常に良好で、廃車となったのが惜しまれます。
関東自動車では1993年からバスカードを導入しており、
北関東の事業者としては日立電鉄と共に、
極めて早いバスカード導入でした。
そういえば、日立電鉄にも同型車がいましたね。
関東自動車では他にも低床化への積極的な取り組みなど、
2004年の経営破綻以前から先進的な施策を取っていました。
2006年に産業再生機構による経営再建が終了した後も、
スロープ付きワンステップ車の中古車を積極導入するなど、
その先進性は相変わらずです。
前乗り前降りなのも相変わらずですが。
しかし、5Eにこの塗装は眩しい程に似合いますね。