いすゞERGAの廉価版ノンステップ、Type-Aです。
関鉄のノンステップ車第1陣が導入された取手営業所に続き、
土浦営業所に初めて投入されたノンステップバスで、
関鉄のノンステップ車としては第2陣に当たります。
取手営業所に導入された車が標準尺(ホイールベース5.3m級)なのに対し、
この車以降、関鉄標準の短尺(ホイールベース4.8m級)に戻されました。
第1陣、第2陣共に関鉄としては1995年以来の大型車でありますが、
短尺の1821TC・1822TC・1823YT・1824MTは、
より関鉄らしさが強く感じられます。
ノンステップバスということが目立ちますが、
いすゞの短尺に標準サイズの側面幕の組み合わせは、
1688RG・1689RG・1690RGからそのままというのが渋いです。
サッシ構造こそ違えど、偶然にもブラックサッシも
これらから引き継がれる格好になっています。
以降の増備車は仕様が色々と変わっていくので、
以降の増備車と比べるとその渋さを強く感じられると思います。
コーナリングランプがざっくり省略されているのもイカします。
加えて前面の「中のり」がステッカーではない点と、
上部窓がサッシレスとなってない点もポイントです。
つくば地区で最初に走ったノンステップで、
登録番号が「つくば」なのも印象的です。
この語呂合わせから、ブログタイトルとさせて頂いているのですが
つくばナンバーが登場した今では、印象も薄い存在ですね…。
2012年に広告ラッピングが施されたものの、
それ以外に特に大きな変化もなく運用されていましたが、
2014年に行先表示機がLED行先表示器に換装され
雰囲気がかなり変わっています。
なお、側面行先表示機は京成中古車の廃車発生品らしき
取り付け枠を流用して取り付けられているようで、
車内側には京成時代の優先席表示が残存しているのが
自社発注車らしからず、異彩を放っています。
【諸元】
登録番号:土浦200か・298
年式:2001
型式:KL-LV280L1改
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m
こんばんは。
1821TCは関鉄のオリジナリティが随所に現れており、特筆すべき1台です。今や、国交省の標準仕様ノンステが一般的であって、外見は事業者による差異がなくなってきた感があります。
最近気づいたのですが、僚車の1822TCのサイドウィンカーレンズはクリアタイプとなってました。1991YTも同様にクリアタイプとなっています。
>>ひつじ様
コメントありがとうございます。
標準化に加えて、ノンステの普及で関東関西問わず
全国的に中引扉が主流になっていますので、
それも没個性化の原因でしょうね。
クリヤレンズ化は関鉄全体でかなり波及してますね。
土浦でもご指摘の1822TCに加え、1998TCでも見られます。
最近は後面窓内へのハイマウントストップランプの
追設も進んでいるようです。
昨日、9314YTもカスタマイズされているのを確認しました。
フォグランプのレンズがクリア化(イエローバルブ)されており、LED路肩灯になっておりました。
1998TCですが、フロントに日野のトップマークが付けられたようです。
>>ひつじ様
1998TCは既に目撃していますが、あれはかなり目立ちますね!
恐らくトラックショップ等で扱っているものを付けたのだと思いますが、
正面のオーナメント付は7002TC以来ではないでしょうか。
欲を言えば日野マークは現行のものではなくウイングマークだと、
更に渋かったのでしょうが、流石にあの車体には似合わなそうですね。
9314YTも早速確認してみます。情報ありがとうございます。
9299TCはアロイホイール装着に加え、ヘッドライトのバルブを、
ハロゲンのままながらも5000K辺りの白めのバルブへと
取り換えているように見えるのですが、こちらも気になるところです。
9299TCのアルミホイール装着はもう1年ぐらいになりますか。
路線車の足回りが際だって目立っているのはインパクトあります。
先日、夕刻に白色のライトを私も目撃しました。確かに標準品ではないですね。担当車制ならではのこだわりですね。
>>ひつじ様
9299TCのヘッドライトはあまりにも白いので、
最初はHIDと勘違いしていましたが、光加減の様子から、
流石にハロゲンのままのようですね。
ホイールも最初は標準の鉄ちんホイールを
銀色に塗っただけなのかなと思ったのですが…。
1822TCは左折アラームも追加されているようですね。
音からして京成中古車の発生品を取り付けたのでしょうね。