関東鉄道 9319RG/いすゞKC-LV380N改+富士重工業(7E)
新京成中古車で、ワンステップバスです。
新京成時代の社番はI-771で、
旧社番の形跡が車内に残されています。
ブラックサッシの二段窓であることと
中扉より後ろが傾斜床になっていることが特徴で、
中扉は車いすスロープ付きとなっています。
竜ヶ崎営業所管内で活躍を続けていますが、
写真のように筑波山シャトルに充当されることもあり、
V8エンジンの力強いサウンドを堪能できます。
アプローチアングルの確保のため、
前面のバンパーの裾が切られているのも、
これから攻めるぞ、という感じがして良いですね。
前面には2009年式の自社発注車に準じて、
「ONESTEP」のロゴが入れられていますが、
側面にはロゴがないことは9247TKと同様です。
内装は殆ど手が加えられていないようで、
ワンマン機器以外は概ね新京成時代のまま使用されていて、
リアの「ワンステップバス」の表示などもそのままとなっています。
注目される点は、この車が搭載している運賃箱で、
機種こそ関鉄ではよく使われている小田原RX-NZですが、
関鉄オリジナルのRX-NZとは異なる白一色の塗装で、
しかも上部にはカードリーダーの撤去痕らしきものがあります。
同様の運賃箱は9316YT、9317MKでも見られますが、
一方で遼車の9318TCは新品の小田原RX-NZSです。
恐らく、どこかの事業者の発生品だとは思いますが、
京成系では小田原製運賃箱は広く採用されていますので、
出自を探るのはなかなか難しそうですね…。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授願います。
なお、運賃箱の情報は友人より提供して頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
追記:
I-771ですが、元は特定車だったとのことです…(参考記事)
【諸元】
登録番号:土浦200か1154
年式:1998
型式:KC-LV380N改
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:5.3m
はじめまして
龍ヶ崎営業所の車両が、筑波山シャトルにはいることもよくあるのですか?
つくば北営業所が担当だったと思いますけど・・・・
また関東鉄道には9319号車と同型車はいないのでしょうか?
>>Abc様
コメントありがとうございます。
筑波山シャトルは通常時(定期便)は
つくば北・グリーン石岡・パープルで担当していますが、
利用者多い休日を中心に頻繁に臨時便が運行されており、
つくば中央や竜ヶ崎等から応援がくる場合もよくあります。
竜ヶ崎から応援にくる車としてはもっぱら
1677RG・1678RG及び1688RG・1689RG・1690RGを
よく見かけますが、これら自社発注のU-LV324Lは、
イベント時のシャトルバスとしても頻繁に使用されていて、
つくばセンターに顔を出す機会は多いと思います。
9319RGと同型車は今のところ9318TCがいますが、
今後、更に増える可能性は大いにありそうです。
ご返答ありがとうございます
休日は時刻表に載ってない臨時便を多く出すのですね
おそらく同型車はもっと増えるのでしょうね?
今後ともよろしくお願いします
>>Abc様
いえいえ、とんでもありません。
特に春や秋などの観光シーズンは、
筑波山周辺の道路も渋滞しますので、
時刻表通りの運行はなかなか難しいようです。
多客時はつくばセンターに長蛇の列が出来ており、
バス停に職員を複数配置し、バスが満員になったら、
順次発車させるような状態となっています。
療養中によりご無沙汰しております。
活動再開になるにはまだ大分時間を要しますが今年もよろしくお願いします。
古い記事へのコメントで申し訳ありません。
もうワンステが移籍しても不思議ではない事に時の流れの早さを感じずにはいられませんね。
同車は私のブログの記事 http://scarlet11.exblog.jp/3428993/ で紹介している様に特定車として使われていた車両で、これよりも一年古い車両がまだ存在しながらの同車の廃車には少々驚きました。
最近では、ちばグリーンの10年式KC-LV380N改キュービックワンステが廃車になった模様で、こちらも関鉄入りするかどうか気になる所です。
>>レッドライン様
コメントありがとうございます。
早速当該記事へとリンク・トラックバックさせて頂きました。
9318TCは元I-744で1997年式ですので、移籍は順当な所だと思いますが、
こちらは特定車運用の変更でもあったのでしょうか?不思議ですね。
お隣の関東自動車と比べると、ワンステ中古車はまだ少数派ですが、
間もなく中古車もワンステやノンステが当たり前になりそうですね。
療養中とのことで、お大事になさってください。