関東鉄道 1503TC


関東鉄道 1503TC/三菱U-MP218K+新呉羽自動車工業(AeroStarK)

1990年に投入された大型車15両のうち、
投入時期とマイナーチェンジ時期の兼ね合いで
唯一U-代であったのが1502TC、1503TCです。

長年、呉羽車体を投入してきたがために
呉羽王国と称されることもある関鉄にあって
最後に投入されたエアロスターKですが、
内外ともに流石に老朽化は否めず、
車体後半部に下垂が見られますが、
引き続き、活躍を続けています。

P-MP218Kと紹介されている場合もある、
この1502TC・1503TCではありますが、
念のため、以前車内の銘板を確認したところ、
1990年7月製造とありましたので、個人的には
U-MP218Kと判断しています。
ちなみにリアの反射板及び後退灯は、
丸型ではなく角型となっていますので、
この辺りも判別点となるかもしれません。

P-MP218Kに引き続き、当時の関鉄としては
異例であるフィンガーシフトを採用しているのも
特徴といえますが、これはメーカーの標準仕様を
そのまま採用したためだと考えられます。
とはいえ、往年の関鉄らしい木張りの床に、
車体後半部が三方シートとなる座席配置という
前近代的な仕様にも拘わらず、ミッションだけが
近代的なフィンガーシフトというのは、
違和感を禁じえません。

関鉄といえば、前面の涎掛け広告が
印象的ですが、この1503TCは二年近くの間、
涎掛け広告が外されており、
飾らない姿を維持しているのもポイントです。
「中のり」プレートが中央ではなく
片方に寄せてあるのも渋いですね。

走行音(ニコニコ動画:sm14368793)
収録路線:10系統筑波大学中央―土浦駅
収録区間:筑波大学中央→つくばセンター

73FH020018

【諸元】
登録番号:土浦22あ1270
年式:1991
型式:U-MP218M
機関:6D22(11149cc 220ps/2200rpm)
ホイールベース:4.8m

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