関東鉄道 2240TK


関東鉄道 2240TK/いすゞ2KG-LR290J4+J-BUS(ERGAmio)

2021年式の自社発注車、2238TK・2239TK・2240TK、
及び、2241YT・2242YT・2243YT・2233YTの計7両は
つくば市コミュニティバス「つくバス」9系統のうち
従来から中型車が運用される各系統の専用車として
つくば北、及び、つくば中央営業所に投入されました。
その両数から2011年に同じく専用車として投入された
2018TK~2021TK、及び、2022YT~2025YTの代替を
意図した投入らしく増車ということではない様です。

車種は、引き続きエルガミオが選択されていますが
2019年式2214MT・2215MR・2216YT・2217RGに続き
ブレーキ・オーバーライド・アクセラレーターや、
ドライバー異常時対応システムを搭載するモデルが
関鉄の中型車として初めて選択され、注目されます。
トランスミッションは今回のモデルからAMTに加えて
トルクコンバーター式ATも跡から追加されましたが
今回投入された車は引き続きAMTが選択されました。

外観ではメーカーの仕様変更に伴いこのモデルから
ブレーキランプがゴールドキング製TSL-5Rとなり、
LEDバルプへと変わったことが非常に目立ちますが
更に、関鉄では2194MT以降の標準仕様となっている
レシップ製の一部フルカラー仕様のLED行先表示機
DFE-C11CW・DFE-C22CW・DFE-C33CWが採用されて
従来に比して行先表示機の視認性が向上しています。

なお、関鉄ではこのLED行先表示機を搭載する車で
2020年4月下旬より、新型コロナウイルス感染症に
対応する医療従事者への感謝や応援の気持ちを込め
系統番号部分が青色で表示される様になりましたが
つくバスについては引き続き白色一色の表示とされ
今のところ路線別の色分け等は、行われていません。

外装は2020年4月1日の「つくバス」再編に合わせて
「これからのやさしさのものさし」をコンセプトに
SDGsをプロモーションすべくデザインされたものが
当初より採用され従来より明るい印象となりました。

車内はドライバー異常時対応システムが目立つほか
内張りは灰色で床は濃灰色木目調の平滑な床材張り、
座席はメーカー標準の樹脂製シートバックとされて
座席表皮は優先席が青色地に紺色のハートマークと
黄色の優先席ピクトグラム入りの柄物とされており、
一般席が青色地に紺色のハートマーク入りとされて、
基本的に2019年式の自社発注車を踏襲した仕様です。

座席配置はメーカー設定のラッシュ型を基本として
前輪タイヤハウス上の座席を省略したものとされて
左側前半は前向き1人掛2列、中扉を挟んで後半は
前向き1人掛2列・前向き2人掛1列とされています。
右側は前向き1人掛6列・前向き2人掛1列とされて
このうち右側の3・4列目は折畳座席とされています。
また降車釦はレシップ製KSP-520に変更されました。

「つくバス」運行開始から15年が経過しましたが、
市民の足としてすっかり定着し嬉しいところです。

【諸元】
登録番号:つくば200か1056
年式:2021
型式:2KG-LR290J3
機関:4HK1-TCS(5193cc 210PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

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