千歳相互観光バス 札幌200か2270


千歳相互観光バス 札幌200か2270/日ディU-UA440HSN+富士重工業(7E)

西武バス中古車です。
西武では、ライオンズのスポンサーの関係で
当時、日産ディーゼル車のみを投入していましたが、
短尺・標準尺・長尺を並行して投入していた上、
都区内向けの三扉車や四枚折戸車と
三多摩・埼玉県内向けり中引戸車とがあり
バラエティあふれる車両が在籍していました。

うち、短尺車は元々、構内が狭隘であった
田無営業所向けが主体となっていましたが、
1994年、駅前再開発に伴い、田無営業所が閉鎖され、
これまで田無営業所が担当してきた路線が
上石神井営業所と新設の滝山営業所西原車庫に移管され
この両営業所にも短尺車が配置されるようになりました。
特に上石神井営業所には、狭隘区間を持つ大泉和光線が
外環道の側道の整備によって、1995年に開業したことで、
初の短尺車、A5-281~A5-286の計6両が新製配置されました。

大泉和光線は多区間制(申告制)前払いとされたため、
この6両は、側面スピーカーを前寄りに付けていましたが
うち、A5-286のみは多区間制(整理券制)後払いの準備として、
前寄りと中寄りの二箇所にスピーカーが設置されていました。
又、A5-281は前寄りにのみスピーカーが設置されていましたが、
2006年に西武観光バス秩父営業所へと移籍した際に、
「メロディバス」として、屋根上にスピーカーが付けられた他
中寄りにもスピーカーが増設されています。

この車は西武バス中古車を主力とする千歳相互では、
比較的少数派といえる短尺車となっていますが、
恐らく、この車の西武時代の社番はA5-281だと思われます。
屋根上にメロディバスのスピーカーの撤去痕があれば、
確信が持てたのですが、その点はチェックできませんでした。

さすが北海道だけあって、サイドミラーが交換されている他、
側面のサボ差しや広告枠の撤去が行われていますが、
このように西武時代の特徴を留めていることは嬉しいですね。
車内も暖房強化等を除いては、そのままであるようで、
優先席ステッカーもそのまま残存しています。

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