ジェイアールバス関東 M521-94312/いすゞU-LV324M+アイケイコーチ(Cubic)
1994年、M521-94308・M521-94309、及び、
M521-94310・M521-94311・M521-94312の
計5両のU-LV324Mが土浦支店へと投入されました。
うち、後者はアイドリングストップ装置付きとなり、
前面行先表示機にそれを示すステッカーが貼られ、
「地球にやさしいアイドリングストップバス」の文字が
前面及び側面腰板へと入れられて登場しました。
JRバス関東では、国鉄時代からの流れを汲み、
いすゞ車はホイールベース5.2mのM尺を選択し、
本型式もホイールベース5.0mのL尺が多い
関東地方では比較的珍しい存在となっています。
2002年に土浦支店から古河支店が分離した際、
うち、M521-94308・M521-94309・M521-94312が
土浦支店古河営業所改め古河支店へと引き継がれ、
東古河妻線用として引き続き活躍をしていました。
古河支店設立後は、古河支店独自の改造として、
行先表示機の系統番号入り方向幕への交換、
座席表皮の赤色(優先席は青色)の柄物への張り替え
行先表示機のLED行先表示機への取り替え、
左折ボイスアラームの取り付けなどが実施されて、
土浦支店に残ったM521-94310・M521-94311とは
次第に差異が見られるようになっていきました。
なお、前面行先表示機の交換に際しては、
方向幕は幅が狭い独特のサイズだったのに対し
LED行先表示機は一般的なサイズとなっています。
また、古河支店ではM521-94312のみの特徴である
アイドリングストップ装置付きであることを示す
ステッカーは褪色・劣化を受けて剥がされました。
2009年にはM521-94308・M521-94309が
相次いで土浦支店へと転属していったものの、
更にハイマウントストップランプが取り付けられ
佐野支店へと引き継がれて、孤塁を守っていました。
2012年にL537-99512投入で中央道支店へ貸し出され、
土浦ナンバーのまま、高遠さくら祭りシャトルバスで
最後の活躍をし、そのまま当地で廃車となりました。