関東鉄道 9342MK


関東鉄道 9342MK/三菱KC-MP717MT+三菱ふそうバス製造(NewAeroStar)

神奈川中央交通中古車です。
神奈中ではドイツ諸州のウムヴェルトカルテを範にとり
1997年に環境定期券を導入しましたが、併せて
そのイメージキャラクターとしてスヌーピーを起用し、
車体各所にスヌーピーのイラストを配したスヌーピーバスを
1997年と1998年に各営業所へと投入しました。
9342MKはそのうち、1997年に投入された車です。

サスペンションがエアサスとされている他、
側面窓がブラックサッシのメトロ窓とされた上、
座席はリクライニングするハイバックシートとされ、
更にテレビや冷蔵庫も持つ貸切車顔負けの仕様は、
1997年に平塚競輪場シャトルバス用に先行投入された
水色地に黄色帯の塗装とされたワンロマ車に準じますが、
スヌーピーバスの場合は、このワンロマ車とは異なり、
座席部分の床が嵩上げされていたのが特徴で、
座席がフラットに並んでいるのが外観からも窺えます。
加えてターボチャーヂャー付きとされたのもポイントです。

なお、スヌーピーバスのうち1998年に投入された車は
側面窓がブラックサッシながら逆T字窓になった他、
自然吸気へとトーンダウンしています。

さて、前置きが長くなりましたが元スヌーピーバスの
9342MKは2011年に水海道営業所に投入されて、
9252MKに変わりSMC筑波技術センターの特定車となり、
SMCロゴ入りの方向幕が装填されています。
塗装は一般路線車と同様ですが運賃箱は装備せず、
側面にも「貸切」表記が入れてありますので、
路線運用に入ることはないようです。…

今後、常総線やTXの車両基地公開等の際に
シャトルバスとして使用される可能性もありますので、
その機会を狙えば乗車することができると思います。
側面の「関東鉄道」ロゴが高速路線車に準じて、
ちゃんと裾部に入れてあるのがイカしますね。

以前投入された9307HS・9310TC9340MK等と同様、
神奈中ご自慢(?)の新ステップは撤去されていますが、
運賃小窓が塞がれず残っているのは好ポイントですね。
また側面の出入口表示幕もそのまま活用されています。
車内は概ね神奈中時代のままとなっていますが、
流石にテレビは撤去され、運転席背後がすっきりしました。

84FH040025

【諸元】
登録番号:つくば200・343
年式:1997
型式:KC-MP717MT
機関:6D24T1(11945cccc 300ps/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

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