関鉄パープルバス P015

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関鉄パープルバス P015/いすゞKC-LR333J+いすゞバス製造(JourneyK)

千葉中央バス中古車です。
2010年にP015・P016の2両がほぼ同時に投入されました。
千葉中央からのLRの移籍としては9251TKに続くもので、
関鉄の自社発注車と同じ、中引戸でありながらも、
側面行先表示機が大型であること、
前扉上にも足元灯が設置されていること、
非常口後部の側窓がHゴム固定であること等、
仕様も概ね共通していますが、
移籍時期の関係で、行先表示機はLED化がなされ、
後面行先表示機は千葉中央時代の大型の取付枠に、
関鉄標準の横長サイズのLEDが設置されています。
また、後輪後部のパネルの取っ手が変更されています。

ただ、車内は焦茶色一色の内張りこそそのままですが、
床材が滑り止め付きの茶褐色のものから、
平滑な茶色の石目調のものに変更されており、
座席表皮も、一般席緑色地に菱形が描かれた柄物、
優先席が赤色一色のもの、という組み合わせから、
一般席が群青色地に図形が描かれた柄物に、
優先席が群青色地に優先席マークが描かれたものに、
それぞれ変更されています。
全体的に、9335TCと概ね同一の仕様となっており、
鈍重な見た目に反して近代的な印象の内装です。

さて、土浦駅で、この車を初めて見掛けた時に、
私は「なんか白っぽいな」と感じたのですが、
前面行先表示器周りの塗り分け線が変更され、
白い部分が広げられたのが、その原因のようです。
つまり、これまで屋根部分の塗り分け線は、
前面行先表示器下部に回されていましたが、
前面行先表示機上部に切りあげられているのです。
これは、P015とP016に共通するものですが、
他のJourneyKに波及するのかどうかは謎です。

この2両の投入で1568P・1579Pが廃車されていますが、
関鉄中型車の主力だったU-LR332Jも淘汰が進んで来ましたね。

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【諸元】
登録番号:つくば200か・317
年式:1997
型式:KC-LR333J
機関:6HA1(8226cc 190PS/2800rpm)
ホイールベース:4.3m

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