関東鉄道 9157RG/三菱KC-MK619J+三菱バス製造(MBM)
茨城観光自動車中古車で、元はメーカーのサンプルカーでした。
宮城交通や昭和自動車では、多く見られるサンプルカーですが、
茨観では1994年以降、三菱のサンプルカーを投入しており、
それは関鉄で引き続き活躍しています。
この車は茨観廃業時、9158TCと共に土浦に配置されましたが、
2006年、土浦へ転出した1670RGと入れ替わりで
茨観中古車が多く在籍する竜ケ崎へと転入してきました。
関鉄自社発注車では、AeroMidiの場合、
バンパーが車体色に塗装されますが、
9154RG・9157RGはバンパーが銀色に塗装されていて、
前後扉の扉配置と相俟って目立つ存在です。
また、側面方向幕は大型の取付枠を持つにも拘わらず、
茨観時代に標準サイズの側面幕が取り付けられ、
関鉄移籍後もそのままとされたために、
違和感のある仕上がりとなっています。
後面幕は9158TCが取付枠を持ちながらも、
2009年まで未装着だったのに対し、
この車は土浦時代、既に後面方向幕が入っていました。
車内は水色の滑り止め付きの床材張りで、
内装は上半分白色・下半分灰色となっていて、
座席表皮は国鉄電車を彷彿とさせる青色一色のものです。
また茨観時代に取り付けられた整理券発行機を
関鉄入りした後もそのまま使用していたため、
関鉄標準のサーマル印字式の小田原SAN-VTNではなく、
茨観標準のスタンプ印字式の小田原SAN-Vとなっていて、
しかも、関鉄入りを果たした後も暫くの間は、
整理券に「茨城観光」の文字が印字されていました。
9154RGは専ら、佐貫駅―双葉団地線で、
限定運用されているのに対し、
9157RGは管内各地で運用され、
稀に流通経済大学シャトルバスでも運用されています。
【諸元】
登録番号:土浦22か1785
年式:1996
型式:KC-MK219J
機関:6D17-I(220ps/2900rpm 8201cc)
ホイールベース:4.39m
この車両は珍しく後ろ乗りですね。ボタンの形も面白いですね。
>>力っちん様
コメントありがとうございます。
前後扉の車両も数を減らしていますね。