関鉄パープルバス P014/日野KC-RJ1JJCK+日野車体(Rainbow)
京成中古車で、ワンステップ車です。
関鉄には自社発注車で既に、
Rainbowのワンステップ車在籍しておりますが、
こちらはKK-代であり細部に違いはあります。
しかし、それ以上に京成と関鉄との仕様の差が
なんともいえない違和感を醸し出しています。
京成時代の新製配置は船橋で4568を名乗り、
その後、ちばレインボーバスに移籍して103に改番、
併せてちばレインボー塗装へと変更されました。
更に、江戸川に移籍してE568に改番しましたが、
京成カラーに戻ることなく、ちばレインボー塗装のまま活躍し、
今度は、ちばシティバスへ移籍、C174に改番され
併せて、シティブルー塗装となって、活躍してきました。…(参考記事)
2010年、パープルへ移籍してきましたが、
これで移籍は四度目、塗装変更は三度目となります。
なんといっても目立つのは扉配置の差異です。
自社発注車はワンステでも中引戸でしたが、
京成はワンステでは当初、中四折戸としていました。
また、テールランプの形状は関鉄ではU-代途中の
1992年式より他車種も含め角型となりましたが、
1994年式よりRainbowは小型のものへと変更され、
それはKC-代、KK-代でも継続していますので
当然ながら差異が出ています。
また、補助ブレーキランプの形状も多少異なります
その他、自社発注車ではワンステ・ノンステ共に、
鴨居部など側面窓周囲が黒塗りとされており、
中古車でも9247TK、9318TC、9319RGは
これに併せて黒塗りとされていました。
しかし、9323TC、9324YT、G054辺りから
この黒塗りが省略されるようになっていて、
P014も同様に黒塗りが省略されているため、
非常に軽やかな見た目へとなっています。
車内は焦茶色の内装に、濃緑色の滑り止め付床材と
これまでの京成中古車と共通しており、
座席表皮もP-代京成中古車で見られた、
緑色系のチェック柄、優先席は灰色系のチェック柄と
なっていて、見慣れた雰囲気です。
しかし、座席は東武風の樹脂製フレームのものと
なっていて、これは非常に違和感があります。
座席配置は低床部が横向き座席で
他は二人掛けの前向き座席となる、一般的配置ですが、
乗降口側前輪タイヤハウス上は京成らしく、
荷物置き場とされ座席はありません。
既に管内を縦横無尽に活躍しており、
今後、この手の中古車の増備を期待したいところです。
追記:
レッドライン様の御指摘により
型式・経歴を修正しました。
こんばんは!
ご無沙汰しております。
シティのC174が茨城入りしたという知らせは受けていましたが
茨城入り後の画像を見たのは初めてです。
この世代の車両になると新車の様にみえてしまいますね。
同車は京成本体、分社内でも屈指の多重移籍車になります。
過去に分身ブログにて記事にしてありますので
車両プロフィールに関しては、ご参照いただけましたらと思います。
http://redline115.exblog.jp/11046267/
尚、形式末尾はJJAAではなくJJCKとなります。
>>レッドライン様
コメントありがとうございます。
早速、記事を修正させていただきました。
元々船橋の車だというのは知ってましたが、
こんな複雑な経緯を辿った車だったのですね。
しかし、あの座席は非常に特徴的ですね。
どういった経緯であの座席を採用したのか、気になるところです。
こんばんは。再びおじゃまします。
京成の場合は、各形式の初期導入分で試験導入要素を取り入れるケースが多く
それが内装のみであったり、外装のみであったり
トランスミッションだったりと様々です。
内装の場合は車両更正時に、標準仕様に戻されるのが殆どですが
同車は更正時期を迎える前にレインボーに移籍したのでそのままで現在に至る結果となりました。
車両更正前に本体から分社に移籍した場合は分社では内装の更正は行わないのが基本となります。
ちなみに京成本体ではKC代の場合、N451を除きシートは更正時に赤生地ベース柄シートに変更してあるので
緑生地ベースのシートのまま茨城入りしたKC代はN451を除き分社から移籍という判断材料になります。
例外で、車両更正時に試験要素を取り入れる場合も時折あります。
長文になってしまい申し訳ありません。
追伸です。
トラックバックありがとうございます。
認証作業も終了し、トラックバック完了いたしました。
トラックバックスパムが多い為に認証制などの制限処置を行っています事で
ご迷惑をおかけしております。
それと、先の二つのコメントのURL欄に間違った単語を記入してしまいました。重ねてご迷惑おかけした事をお詫び申し上げます。
>>レッドライン様
再びコメントありがとうございます。
なるほど、あの座席の採用は試験的なものだったのですね。
そうした貴重な車が来たということですね。勉強になりました。
座席表皮といえば、9291TCはKC-代京成本体中古と同様、
普通の座席は赤系で三角形が散りばめられた柄物なのですが、
この車は優先席がその青系バージョンとなっていて、
これも京成の試験要素の一つなのか気になるところです。
その他、本体の中古車と分社の中古車とでは、
後面のLED行先表示器の取付方法も異なっているようですね。
本体はLEDを天井から吊下げた枠の中に納めていますが、
分社はLEDを金具で直接、天井から吊下げてあります。
スパムコメント・スパムトラックバックの処理は当方も辟易しております。
フィルタの動作が巧く行かないこともあり悩みの種ですね。
おはようございます。
>優先席のブルー生地
これに関しましては、更正の委託先工場による差異によるものです。
後に破れ、破損等不具合が発生して、交換した際にブルーになったケース
営業所間での転属整備の際にブルーになったケースもあります。
LED表示器の違いに関しましては、LED化された後に分社に移籍した数両(9285HSなど)を除き現時点で茨城入りしている分社車両は全て千葉での現役時代は幕車でしたのでそちらの工場で改造を受けた為の差と思われます。
今回のP014もシティでの現役時代は幕車でした。
>>レッドライン様
色々とご教授頂き恐縮です。大変勉強になります。
そうしますと、関鉄移籍後に様々に改装される以前に、
京成時代で差異が発生しているようなので、
内装に関しては一筋縄ではいかないようですね…。
京成時代の内装は調べようがありませんので、
今後とも、色々お教えいただければ幸いです。
関鉄入りに際しても、土浦市中貫にあります、
関鉄自動車工業で塗り替えや改造を施す場合と、
それ以外の業者で塗り替えや改造を施す場合とあり、
中古車は細かく見ると塗り分けや色合いもまちまちで、
更に担当者によるカスタマイズもありますから、
ややこしくなる一方です。
はじめまして。
イスが東武タイプだったので、とても不思議に思っていました。
謎が解けてスッキリしました。
ありがとうございました。
>>瓦版様
コメントありがとうございます。
瓦版様のサイトは何度か拝見させて頂いていますが、
拙ブログをご覧頂いていたのですね!
拙ブログでも既にいくつか走行音CDを紹介していますが、
お膝元の関鉄に関しては、灯台もと暗しという感じで、
先頃アップした9222TCの走行音も、
録音できたのはテストとして録ったあの区間のみで、
ちゃんと録音できぬまま廃車となってしまいましたので、
瓦版様の走行音の数々は羨ましい限りです。
今後とも宜しくお願い致します。
まさかまさか、大曽根線様が私のサイトをご覧になられていたとは…
大変光栄です!!
現在は関鉄の全車種をコンプリートしようと考えてます。
これからもどうぞよろしくお願いします♪
>>瓦版様
勿体ないほどのお言葉を頂き、恐縮です。
左折アラームの後付けやドレン延長などのカスタマイズで
走行音にも個体差が出ているのが、関鉄らしいポイントですよね。
私は今、9247TKの筑波山口→つつじヶ丘を狙っているのですが、
なかなかタイミングが合わず録音できておりません…。
今後とも、サイト運営頑張ってください!更新を楽しみにしております。