プロバス 柏200か・・64


プロバス 柏200か・・64/日野PDG-KR234J2+J-BUS(RainbowⅡ)

常磐線の車窓からよく見えた日立物流の倉庫の跡地に、
2006年にオープンしたイオンモール柏ですが、
その立地は柏駅からも南柏駅からも遠く、
公共交通機関でアクセスするには、柏駅及び南柏駅から
それぞれ運行されているシャトルバスを利用するのが一般的です。
まあ線路の反対側にある豊町東バス停から、
ループ状になっているアプローチが印象的な跨線橋を渡っても、
案外そんなに時間が掛からずに行けたりもしますが。
ちなみに線路の反対側にも専用の駐輪場があったりします。

このような大型ショッピングセンターのオープンに際しては、
周辺のバス事業者がそのアクセスのために、
新路線を開業させるケースが多く見られますが、
このイオンモール柏のオープンに際しては、
いわゆる路線バスの形態での新路線は開業することはなく、
そのアクセスのためのシャトルバスは、2009年10月までは
自家用(白ナンバー)のマイクロバスを使用したものでした。
従って、無料となっていました。

しかし、輸送量の関係からか、或いはコストの関係からか、
そのアクセスのためのシャトルバスは、2009年11月からは、
貸切車(緑ナンバー)の中型バスを使用したものとなり、
併せて、有料となりました。
まあ当初より利用者はそこそこ居たので、
最初からこうすれば良かった気がするのですが、
どうして無料でスタートさせたのか、疑問を感じます。

さて、ここで使用されているのが、プロバスという会社のバスで、
柏200か・・64、65、66の3両体制のようです。
あくまでも路線バス(乗合)ではなく送迎バス(貸切)のため、
運賃収受を行うのは乗務員ではなくイオンの係員です。
とはいえ回数券もあり、車両も路線車なのは興味深いです。
行先表示は「柏駅西口」又は「南柏駅西口」と書かれた
マグネットシートを前面及び側面に貼って対応しており、
乗降は柏駅、南柏駅、イオンモール柏の各乗り場ともに
往年のツーメン車ばりに中扉のみ使用となっています。

気になる仕様の方はどうなっているかというと、
外見は一見方向幕風な行灯以外は当たり障りないですが、
内装はワンステップ車ながら運賃箱・運賃表はなく、
乗客が多い割に、非常口側は二人掛けの郊外仕様であり、
運転士さんの肉声によるアナウンスと相俟って、不思議な感じです。
日本バス協会会員証のNBAシールがないのも、
各社で貼り付けが進んでいる現在では目立つポイントですね。

そういえば、以前コメント欄にて紹介させて頂きました、
ニュー東豊に投入された江ノ電中古車が辛うじて写っている写真を、
ニュー東豊路線車一覧に掲載しましたので、宜しければどうぞ。
見えにくいですが、運賃小窓跡にちゃんとロゴが入ってるのが、
律儀に前面側面ともに方向幕が装填されている点や、
本来はセフティーウィンドーが入る凹面部を黒塗りとしている点と
相俟って、このまま路線バスとして走って欲しいイカす仕上がりです。
写真では確認しにくいですが、側面は東豊学園の広告入りです。

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