関鉄観光バス 1523TB


関鉄観光バス 1523TB/いすゞP-LR312J+富士重工業(6E)

関鉄田伏車庫が関観に移管されたのに伴い、
関鉄本体から関観に移籍した車です。

関鉄を代表する中型車、LR系ですが、
P-LR312J、U-LR322J、KC-LR333J共に、
川重車体、アイケイコーチ、いすゞバス製造製車体と
並行し富士重工業製ボディも架装されていました。

関鉄グループ全体でいえば、
P-LR312Jは28両中、富士重工業製は8両、
U-LR322Jは51両中、富士重工業製は28両、
KC-LR332Jは14両中、富士重工業製は2両、
となっており数の上では少数派ではあるものの、
エリアのほぼ全域で見られるポピュラーな存在です。

P-LR312Jの場合、乗降口側にエンジン開口部が
設置されているのは川重車体製の車と共通で、
U-LR332Jとの判別点となっています。

年式の関係で前面方向幕は大型化が図られ、
関鉄としては近代的な仕様と変わりましたが
車内は、上半分白色・下半分肌色の内張りで
床は木床と往年の関鉄らしい仕様となっています。
座席はいずれも中扉より後ろが三方シートとされ、
座席表皮は当時の関鉄らしい表面がざらついた、
緑色のものとされています。

このような伝統的な仕様を残す車も、
今となっては貴重な存在となってしまいました。

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