関東鉄道 9136TC/日産ディーゼルP-U33N+富士重工業(7E)
西武中古車です。
関鉄でも一時期西武中古車を継続的に投入しており、
P-U32はP-U32K、P-U32L、P-U32Nと
三種類のホイールベースを全て揃えていましたが、
P-U33はP-U33Lが殆ど(4折と中引)で、
P-U33Nはこの1両のみです。
関鉄ではこの様に1タイプ1両という場合が
少なからず存在しているのですが、
ここで撮影者泣かせなのがラッピング広告です。
同じタイプの車が何両かあるならば
ラッピング車を避けて撮影すれば良いのですが、
この車のような虎の子の場合は、
一度ラッピングされてしまうと、それからは
ラッピングが剥がされるのを待つしかありません。
この車も長らくラッピングがなされていて、
目下廃車が進行している西武中古だけに
いつ廃車になるかと気が気ではなかったのですが、
今年に入り漸くラッピングが剥がされ撮影できました。
土浦営業所の車は普段最も利用するにも拘らず、
撮影まで三年程の期間を要したことになります。
ちなみにこの車、この写真の撮影直後に
新たなラッピングが施されました。
広告期間中は廃車にはならないでしょうから、
暫くは安泰ということでほっとした気持ちもありますが、
もうちょっと撮影のチャンスが欲しかったなあ、
という気持ちもあります。
5月に9136のラッピングが剥がされている状態を土浦駅で見ましたが、いたるところに剥がした跡が残っており、大変痛々しかったです。新たな広告で、隠せてよかったですね。他のバス会社のバスで剥がした跡がここまで残っていた物は見たことがありませんが、関鉄では結構いますね。(9158や競輪ラッピングがなされる前の9137など)
9137ではなく9133でしたね。失礼しました。
>>9178様
コメントありがとうございます。
ラッピングの期間が短期間だとあまり跡は残らない様ですが、
この車や、ご指摘の9158TCの様に、
ラッピングの期間が長期間に及ぶと跡が残ってしまう様ですね。
特にこの車は関鉄入りしたのが1999年なので、
塗装自体が大分痛んでいたのでしょう。
関鉄の場合、中引扉の車が優先的にラッピングの対象とされる様で、
従って自ずとラッピングされる車は決まって来ますから、
剥がしてもすぐに次のラッピングが貼られることを考慮して、
剥がしても手入れをしないまま次のラッピングをしてしまうのでしょう。
こうして見ると、どうせラッピングしてしまうなら、
9280YTの様に正面のみ塗り替えて側面は京成カラーのままで
ラッピングしてしまうのが合理的な方法だと思いますね。