関東鉄道 1502TC/三菱U-MP218K+新呉羽自動車工業(AeroStarK)
呉羽王国と言われた関鉄の象徴とも
言える存在である、AeroStarKです。
かつては貴重なAeroStarKを架装した
P-MP118Kも在籍していましたが、
今や残っているのはこのU-MP218Kの
1502TC、1503TCのみとなってしまいました。
資料によっては同車はP-MP218Kと
紹介される場合もありますが、
銘板に記された製造時期や
リヤバンパーに埋め込まれた反射板の形状から、
恐らくはU-MP218Kであるものと推定されます。
関鉄では長らくかつての神奈中の様な、
標準サイズの方向幕を横方向にのみ拡大した
横長の前面方向幕を採用していましたが、この車からは
標準サイズの方向幕を縦横両方とも拡大した
大型の前面方向幕が採用されました。
結果的に関鉄らしさは薄くなりましたが、
これだけで随分と垢抜けた印象になったと思います。
とはいえ、短尺に中引扉、標準サイズの側面方向幕など
こういう素っ気無い仕様が実に関鉄らしく好印象の持てる車です。
【諸元】
登録番号:土浦22あ1269
年式:1991
型式:U-MP218M
機関:6D22(11149cc 220ps/2200rpm)
ホイールベース:4.8m