関東鉄道 1664MT/日デU-RM210GSN+富士重工業(8E)
水戸営業所には、自社発注の大型車としては
関鉄唯一の日産ディーゼル車、P-U33Kが
投入され異彩を放っていましたが、それ以降も
日産ディーゼル車が積極的に投入されています。
このU-RM210GSNも、11両全車とも水戸に新製配置され、
1598MT、1599MT、1600MTは2002年に土浦へと
転出してしまいましたが、以降も主力として活躍を続けています。
さて、その中でも特に目立つのがこの1664MTです。
前面及び乗降口側をよくよく眺めて見ても、
ナンバーステーが目立つ程度です。
まあこの辺りの改造は関鉄に限らずとも、
担当車制の事業者ではよく見られるものだと思いますし、
拙ブログではこのような改造をしばしば取り上げてきました。
ですが、この車の特徴は勿論、これだけではありません。
後面及び非常口側を見てみると…
なんと関鉄標準の補助ブレーキランプの下に、
補助ウィンカーとバックランプが追設されていて、
名古屋市交通局のような仕上がりへと変化しています。
この改造は遠目に見ても非常に目立つものです。
灯火規制によって、事業者毎のテールランプの差異が
かなり少なくなった今、このような改造は注目されます。
最近、関鉄では追突事故防止対策として、
オージ製ハイマウントストップランプHS-701-24Vの
取り付けが中型車を中心に各営業所で進行していたり、
LED行先表示器を使用する車は停車中、後部の表示器に
「乗降中 追突注意」の表示が出るようにされたりと、
2010年に入り様々な対策が施されていますが、
ひょっとしたら、この改造も追突事故対策の
試作的意味合いがあったのかもしれませんね。
なお、この車にも後にハイマウントストップランプが
追設されており、リアは一層賑やかに変化しています。
今後とも注目していきたい車ですね。
まだまだ関鉄は奥が深い…。
【諸元】
登録番号:水戸22あ1760
年式:1994
型式:U-RM210GSN
機関:FE6(6925cc 180PS/3000rpm)
ホイールベース:4.28m
かなりいじってますね。
特に補助ランプにはびっくりしました。
RMと言えば、車内の前扉脇に
「Saitama Japan Nissan Diesel」のように
書かれているプレートが付けられていると思いますが
あれがかっこいいなあと…
廃車になったら頂いて部屋に飾りたいくらいです(笑)
管理人様こんばんわ
この車輌は10年前に乗車しましたがこの時はまだナンバーステーぐらいしかいじってなかった記憶があります。
また、この車輌は6年式なので方向幕巻き取り装置も4年式までのものと違います
さらに関鉄のU-RMとKC-RMの特徴はリアの広告枠の大きさの違いです。U-RMは細長くてKCのほうは通常の大きさのもので、U-RMは乗車口の右側、関東鉄道のロゴの下に広告枠がなくKCは広告枠がついています
ドアブザーも7年式までは森尾ブザーでKCからは日工ブザーとなっています
床もU-RMまでは板張りでKCかはフローリングとなっているのも特徴ですね
>>つくば人様
いつもコメントありがとうございます。
このテールランプは流石に担当者によるものではないでしょうね。
水戸はハイマウントストップランプの取付が他営業所よりも
積極的に取り組まれている印象ですが、それと関係があるのでしょうか。
日ディの車内エンブレムは、金縁でかなりカッコいいですよね!
最近、関鉄では車外にオーナメントをつけなくなってしまいましたが
富士重のFHIのオーナメント辺りは付けて欲しいですね。
>>9060MT様
方向幕の巻き取り装置やブザーも年式によって異なるのですね。
今度、乗車した際に確認したいと思います。
広告枠の大きさも、同じように見えて異なっているのですね。
最近はラッピングの関係で取り外されているものも多く、
この辺りは早いうちに調査する必要がありそうです。
U-RMとKC-RMでは同じように見えて、車高がかなり違うので、
その辺りの関係でしょうか。
貴重な情報ありがとうございます。