関東鉄道 2137MT


関東鉄道 2137MT/三菱TKG-MK27FH+三菱ふそうバス製造

2017年に投入された自社発注車です。
2012年式の2037MTを皮切りとして投入が続く
本型式の恐らく最終ロットになるであろう3両が
2017年式の2136MT・2137MT・2138TCです。

前ロットの、2015年から2016年に投入された
2015年式の2112MT・2113MT・2114MTの3両、
及び、2016年式の2115RG・2116RGの2両の、
計5両と比べ大きな特徴として挙げられるのが
標準仕様ノンステップバス認定制度における
2015年以降標準仕様への改正に対応したことで
そのステッカーが緑色から桃色のものに変わり
その点が強く目を惹くところとなっています。

当該改正では、ベビーカーを折りたたまずに
乗車できるようにするフリースペースの設定が
重点の一つとされて、それに対応した証として
前面行先表示機の左側ににベビーカーマークが
貼りつけられたことも外観上目立つところです。
その他、側面行先表示機が2063MK以降の変更を
踏襲し中扉直後に設置されたことも特徴です。

そして、外観上ではあまり目立たないながらも
給油口が左側面から右側面へと動いています。
これは燃料タンクの右側への移設に拠るもので
車内に目を向けると右側前輪タイヤハウス後方に
燃料タンクにあたる床が一段高い部分があります。

従って座席配置はこれまで通りメーカー設定の
ラッシュ型配置ながらも横向き座席が廃されて
左側前半が前向き1人掛2列、そこから中扉を挟み
左側後半が前向き1人掛2列と前向き2人掛1列で、
右側は前向き1人掛6列と前向き2人掛1列とされ、
前述の一段高い部分はこのうち1・2列目にあたり
また、うち3・4列目は折畳座席とされています。
前輪タイヤハウス上の座席は左右共に廃されて、
車椅子の固定方法も巻取ベルトに変っています。

車椅子スロープは引き続き引き出し式のままで、
中戸前方に掃除用具の収納箱が設置されました。
これは恐らく、これまで掃除用具を置いていた
最後部座席の後方の空間が、メーカーを問わず
殆ど無くなってしまったからだと思われます。

前回のモデルチェンジ以来、20年以上が経過し
三菱の中型車が今後どうなるか気になりますね。

【諸元】
登録番号:水戸200か1791
年式:2017
型式:TKG-MK27FH
機関:6M60T3(7545cc 220PS/2200rpm)
ホイールベース:4.34m

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