関東鉄道 9379TK/いすゞKL-LV380L1+いすゞバス製造(ERGA)
京成中古車です。京成時代の社番は2225で、
2001年に市川営業所柏井車庫に投入された車です。
京成ではワンステップ車はKL-代への移行後であっても、
他事業者で既に一般化したエアサスペンション仕様とせず
引き続きリーフサスペンション仕様で投入しているため、
この車もリーフサスペンション仕様となっています。
うち、いすゞバス製造製車体を架装する車の場合は、
メーカーのフルモデルチェンジに伴って車体が
これまでのキュービックからエルガへと変わりましたが、
引き続き配置先を問わず中扉が四枚折戸となる等、
基本的な仕様は、これまでの車から変化はありません。
加えて、いすゞ大型車についてはKC-代に引き続いて
ホイールベース4,8mの短尺車と5.3mの標準尺車を
投入先に応じて並行して投入しているのもそのままです。
但し、うちリーフサスペンションの短尺車は2225のみ
また、うちリーフサスペンションの標準尺車についても
長沼営業所花見川車庫へ投入のN139・N140のみです。
車内に目を向けますと、配色や座席表皮については、
京成の1999年式以降で標準的なものとなっていますが、
ワンステップ車の場合、これまで後半部は通路部に限り、
後方までスロープ状とされて段差が無かったのに対し、
通路部を含めて段差が設けられて後半部が平坦になり、
併せて中扉直後の二列を二人掛けから一人掛けに変更、
立席スペースの拡大を図っているのが目立つところです。
これに伴い、これまで通路傾斜部に見られた紅色の床材は
姿を消してしまい、再び落ち着いた雰囲気となりました。
2225は2012年に亀有線の減便及び大型車化に伴って、
8130に改番されて金町営業所へと転入したものの、
活躍は短く、2013年には廃車となってしまいましたが、
同様に市川から金町に転属した2224改め8129と共に、
2014年に関鉄へ移籍、つくば北営業所へと配置されました。
同所は四枚折戸の車を避けてきた印象がありましたが
2009年に転入の9279TK、2014年に転入の9318TKに続き、
次第に四枚折戸の車が増えてきましたね。
【諸元】
登録番号:つくば200か・502
年式:2001
型式:KL-LV380L1改
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m