関東鉄道 9296MT/三菱U-MP218M+富士重工業(7E)
京成中古車で京成時代の社番は3334です。
1995年に松戸営業所に投入された車で、
2008年に関鉄に移籍、水戸営業所へと投入されました。
全国的に希少な富士重工業製車体を架装している
京成中古の三菱車ですが、関鉄ではP-・U-・KC-と、
三世代に亘って投入されており、希少な印象はしません。
とはいえ配置されたのは取手・土浦・水戸のみで、
京成中古のいすゞ車や日野車が多くの営業所へと
配置されているのに比べて偏りがある印象です。
うち、水戸営業所にはP-MP218M・U-MP218Mの
9207MT・9208MT、および、9296MT・9297MTの
計4両の投入をみていますが、うち前者については、
2006年に土浦営業所へと転出してしまっています。
うち9296MTは、9293MK・9298YT・P008と共に、
2009年に茨進グループのラッピング広告が施され、
同時にフェンダー部分が白色に変更されました。
2014年にこれらはラッピングが解除されましたが、
9296MTは塗装面が傷んでしまった関係からか、
側面・後面の腰板部のみはラッピングによって、
簡易的に外装の修繕が図られており注目されます。
これは、写真では非常に伝わりにくいのですが、
現車は他車と色合いが異なるため一目瞭然です。
元々一般色だったこともあり前面や屋根をはじめ、
側面・後面の幕板部や吹寄部はそのままなので、
それらの部分と色を比べてみると判り易いでしょう。
余談ですが、9293MK・9298YTはラッピング解除後も
フェンダー部分が白色のままなのも気になりますね。
【諸元】
登録番号:水戸200か・922
年式:1995
型式:U-MP218M
機関:6D22(11149cc 220ps/2200rpm)
ホイールベース:5.3m