関東鉄道 9375YT/いすゞKL-LV280L1改+いすゞバス製造(ERGA)
東急バス中古車で、東急時代の社番はT253です。
2001年に弦巻営業所に投入された車です。
投入当時より、弦巻営業所は東急トランセへの委託されおり、
各所に「TOKYU TRANSSÉS」のステッカーが貼られていました。
更に、2007年には広告貸切を行う「TOQ-BOX」に指定され、
これまで「TOQ-BOX」に指定された車に比べれば地味ながらも
各所に「TOQ-BOX」のステッカーが追加され目立つ存在でした。
2013年に「TOQ-BOX」からの解除を経て廃車、関鉄入りし、
つくば中央営業所に9375YTとして投入されました。
特筆すべきは、2005年の運行開始以来専用車が無かった、
筑波研究学園都市内の研究施設を回る観光周遊バス
「サイエンスツアーバス」専用車として投入されたことで、
紺色地に虹、星、レーザー光線などが描かれた上に、
H-IIロケット、VLBIアンテナ、セラピーロボットパロ等の
イラストが配されたラッピングを纏っていることです。
なお、移籍に伴う塗装変更は前面のみとされており、
ラッピングは東急時代の塗装の上から施されています。
従って、屋根は東急時代の銀色のままとされている上、
東急時代の「東急バス253」の文字も残っていた他、
加えて、リアバンパーも東急時代の黒色のままとされ、
遠目にも違和感を感じさせる仕上がりとなっています。
同様の措置は9267MK・9280YTでも見られますね。
但し、屋根上の社番は後に消去されてしまいました。
「サイエンスツアーバス」専用車とはいえ、夏季を除き
「サイエンスツアーバス」は休日のみの運行であるため、
平日は一般路線車と共通で一般路線で運用されており、
「サイエンスツアーバス」の広報にも一役買っているようです。
車内は座席表皮等を含め殆ど東急時代のままとされており、
特徴的な派手な柄物の座席表皮などもそのままです。
【諸元】
登録番号:つくば200か・490
年式:2001
型式:KL-LV280L1改
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m