関鉄パープルバス P017/日野KC-RJ1JJCK+日野車体(Rainbow)
京成中古車で、ワンステップ車です。
京成時代の社番は4574で、1997年に、
船橋営業所茜浜車庫に新製配置されており、
その当時より、いわゆる「カモメカラー」を纏っていました。
2011年に関鉄に移籍、前年移籍のP014に続き、
関鉄パープルバス下妻本社営業所に配置されました。
なお、京成時代の遼車の4575は関鉄本体に投入され、
潮来営業所波崎車庫に配置、9339HSとなっています。
関鉄では、ワンステップ車・ノンステップ車の場合、
中古車であっても、専用塗装を纏っていますが、
G054以降に投入された車の場合、
自社発注車と異なり、窓回りの黒塗りが省略され、
より軽快な印象になっていることが目立ちます。
P014・9335HSも、この黒塗りが省略されていますが
どういう訳なのか、P017のみは黒塗りが復活しており、
より精悍な印象になっているのがポイントです。
なお、P017に僅かに遅れて関鉄へと投入された
9346TRも同様に窓回りの黒塗りが復活しており、
9347TC・9348TC・9349TRも同様となっています。
このような塗装の差異も関鉄らしいところですね。
また、P014・9335HSと異なり、後面の腰板部には
乗降中表示灯が残存しており、しかも9338TCと同様、
車椅子ランプ付きのものとなっています。
車内は、京成時代の面影を強く残しており、
座席はP014と同様、樹脂製フレームのもので、
座席表皮も、柄こそ他の京成中古車でも見られる
チェック柄ではあるものの、青系のものとなっており、
なんとも違和感のある内装となっています。
【諸元】
登録番号:つくば200か・324
年式:1997
型式:KC-RJ1JJCK
機関:J08C(7961cc 215ps/2900rpm)
ホイールベース:4.49m
こちらにも、おじゃまします。
以前に、P014のシートに関しましてコメントさせて頂きましたが、
やはり京成にとっては扱い難いシートだったのか、茜浜車の2台以外は、分社などに追い出されてしまいました。
ちなみに青地のシートは当時、茜浜だけに採用されたもので、後に他車が例の赤地ベースの記事に更新された中で、RJだけは取り残されました。
それでも、当時カモメカラーに合わせて採用された青生地シートを唯一伝える貴重な存在です。
裏を返せばそれだけシート生地は更新されていないので劣化が気ががりですが
出来れば長くこのままで存在していて欲しいなと思います。
レッドライン
>>レッドライン様
いつもコメントありがとうございます。
東武では定番のあのシートですが、
京成では敬遠されていたようですね。
現在のところ、座席表皮の痛みはあまり見られず、
当面は張り替えなどは実施されないかと思います。
P014は先日、貰い事故で後部に被害を受け、
現在運用を離脱しており、少々不安です。
パープルでは貴重なワンステップ車ですし、
まだ若い車なので復旧して欲しいところですが…。
こんばんは。
再びおじゃまします。
P014は、もらい事故で離脱とは気がかりですね。早期に復帰してくれる事を願うばかりです。
別件で恐縮ですが先日、バスラマの茨城交通の特集記事を見たのですが
そこに、元ちばグリーンバスのKC-LV380Lと紹介されている項が目にとまりました。
ちばグリーンバスのKC-LV380Lは3台のみの存在で間違いなく、それは関鉄バスファンページさんに掲載されている様に3台とも関鉄系に移籍した事が紹介されているので、それ以外には無い筈なので首を傾げるばかりなのですが、もしこの茨城交通の問題の個体で、なにかご存知でしたら、差し支えなければ御教示頂けましたら幸いです。
>>レッドライン様
バスラマの方は現在手許にはなく、未確認ですが、
最近発行されましたBJハンドブックR77によれば、
茨交に在籍しているKC-LV380L、計4両のうち、
1036・1062・1171が京成バス中古車、
1248が千葉中央バス中古車ということで、
ちばグリーンバス中古車は存在しないようです。
1062は先日、大子に行った際に見掛けましたが、
茨交らしく車内は車体更生が実施されていて、
原形を留めておらず、元社番の特定は難しそうです。
こんばんは。
再びおじゃまします。
お忙しい中ご教示頂きありがとうございました。
茨城交通は最近京成系の中古車が増殖していますね。茨城交通は体調が完全に回復した際には一度、撮影しに出掛けたいなと思っています。
>>レッドライン様
引き続きコメントありがとうございます。
茨交の京成中古車は車種が多様ですので、
関鉄のそれに比べて、見ごたえがありますね。
水戸駅などでも簡単に捕まるかと思います。
それでは、日に日に暑くなって参りましたが
お体を大切にお過ごしください。