
関東鉄道 1726TR/日野KC-RR1JJAA+日野車体(Rainbow)
利根川の渡し舟「小堀の渡し」の代替バスとして、
1999年に運行開始された「小堀循環」用の車です。
この車は「小堀循環」開業の二年近く前である
1997年に1726HSとして、同型車の1727HSと共に、
波崎営業所へと新製配置されていますが、
どういう訳か、土浦ナンバーを付けて登場しており、
かつ、1998年に取手営業所に転入するまでの間、
そのまま波崎営業所で特定車として使用される等、
投入にあたっての経緯にどうにも非常に謎が多い車です。
1727HSは1726HSが転出した後も土浦ナンバーのまま、
波崎営業所で特定車として活躍を続けていましたが、
2002年に水戸営業所に転属しています。
サスペンションはエアサスペンションとされており、
側面窓も銀サッシのメトロ窓と自家用車然としていますが、
サンプル塗装を纏う場合が多いこの手の車両らしからず
これまた何故か一般路線色で登場しています。
テールランプは一応、三連テールが奢られており、
下部には補助ブレーキランプも付いています。
ヘッドライト周囲は黒色とされているのにも拘わらず、
バンパーは銀色とされており、垢抜けない仕上がりです。
更にこのバンパー部分には一般的な行灯ではなく、
何を表示するつもりだったのかは判り兼ねますが、
方向幕が設置されており、これも謎めいた所です。
少なくとも「小堀循環」としての運用においては、
この方向幕は、大して意味をなさなかったにも拘わらず、
その設置位置からか保守に手を焼いていた様で、
写真の様に幕がふにゃふにゃになっている姿をよく目にしました。
また「小堀循環」での運用に際しては、前面・側面に
「小堀循環バス」と書かれたステッカーが貼られ、
遠目からも非常によく目立つようになりました。
ただ、写真撮影時にはこれも紙で目隠しされていました。
この様に、2000年に「小堀循環」用として取手営業所に
直接、新製配置された1793TRと比べると、
非常にアクの強い存在となっていましたが、
その後、1758TR、1778TR等の登場で、
余剰となったためか2008年に石岡営業所に転出し、
当初はそのままの塗装で特定車として活躍した後、
2009年に岩瀬日大高校スクールバス塗装に変更されました。
この塗装は、他社が運行する岩瀬日大高校スクールバスと
全く同じものとされており、爽やかな印象となっています。
石岡営業所では、方向幕は空白で固定されている様です。

関東鉄道 1726G/日野KC-RR1JJAA+日野車体(Rainbow)
車内は二人掛けのハイバックシートが並んでおり、
紺色一色の座席表皮がまた質素な雰囲気です。
【諸元】
登録番号:土浦22あ1890
年式:1996
型式:KC-RR1JJAA
機関:J08C(7961cc 215ps/2900rpm)
ホイールベース:4.49m