
関東鉄道 1689RG/いすゞU-LV324K+アイケイコーチ(Cubic)
関鉄では1990年以降大型車投入が途絶えたものの、
竜ヶ崎ニュータウン関連路線に運用すべく、
住宅・都市公団(当時)から補助金を受けて、
同じく竜ヶ崎ニュータウンを受け持つ茨城観光自動車と共に、
1994年及び1995年に、大型車が投入されました。
それが、竜ヶ崎営業所に投入された
1994年式の1677RG・1678RG、及び、
1995年式の1688RG・1689RG・1690RGです。
このグループは関鉄の標準仕様とは細部が異なり、
側窓が標準の銀サッシの二段窓なのに対して
黒サッシの二段窓とされているほか、
いすゞ車標準のゼクセル製クーラーながら
他車で採用の無いビルトインタイプとされたこと、
他車では屋根中央部に設置されてきた
ベンチレーターの設置が全て省略されていること、
後面腰板部に当時関鉄では一般的ではなかった
電照式の乗降中表示器が設置されていること、
座席配置が標準の三方シートが廃されて
後部まで前向き座席のみが配されていること、
座席表皮が緑色一色のものに替えて
一般席が青色系・優先席が赤色系の柄物となったこと、
床が板張りの木床ではなく床材張りとされ
群青色で滑り止めが付けられた床材とされたこと等、
当時の関鉄の一般的な仕様とは一線を画す、
高級感のある仕様がポイントとなっています。
側面窓・クーラー・ベンチレーター以外の仕様は
つくば都心シャトルバス用の1657YT・1658YTと
殆ど共通となっていますが、折角ならば
側面窓を逆T字窓として欲しかったところです。
このうち、1688RG・1689RG・1690RGは
竜ヶ崎ニュータウンに因んで、白色を地色として
龍を側面に大胆にデザインした塗装となっており、
「龍バス」と呼ばれて親しまれていました。
このうち1688RGは龍を青色とした「青龍色」、
一方、1689RG・1690RGは龍を赤色とした「赤龍色」で、
同様の塗装は、同時期に茨城観光自動車に投入された、
土浦22か1714・土浦22か1715・土浦22か1716にも施され、
1714(現9151RG)・1715(現9152RG)が「青龍色」、
1716(現9153RG)が「赤龍色」となっていました。
関鉄と茨観の2社で「青龍色」3両、「赤龍色」3両と
なるようにバランスがとられた格好ですが、
茨観廃業に伴い、1714・1715・1716も関鉄に移籍し、
関鉄の「龍バス」は合計6両になりました。
これら「龍バス」は竜ヶ崎ニュータウン限定運用ではなく、
取手駅や江戸崎に足を延ばすこともしばしばありました。
しかし、2009年に入って1688RG・1689RG・1690RGは
順次、一般色へと改められてしまいました。
元々一般色だった1677RG・1678RGとは異なり、
側扉鴨居部及び側窓周囲の黒色の塗装は省略されており、
これらとの判別は容易にできます。
ただし、内装は手を付けられないままとされており、
外観と比して少々草臥れた雰囲気は否めません。
一方で、今のところ9151RG・9152RG・9153RGは
引き続き「青龍色」・「赤龍色」のままとされています。
【諸元】
登録番号:土浦22あ1711
年式:1995年式
型式:U-LV324K
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:4.65m


