関東鉄道 1603TK/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)
関鉄の中型車の主力はLR系で、取手営業所以外の
何処の営業所でも見ることが出来ます。
写真の車両は車体が6Eであるため、
古参車の様な印象を受けますが、
U-RM系が、P-RM系までの6Eから8Eに移行したのに対し、
U-LR系は、車高の関係で当初8Eを架装出来ず、
1994年まで6Eでの対応となったため、
この車も1992年式ながら6Eとなっているだけで、
そこまで古参車という訳でもありません。
1994年のメーカーのマイナーチェンジで
U-LR系にも8Eを架装出来るようになり、
他事業者には8Eの架装事例もあります。
また、この車は2005年には車体更生を受けていて
内外とも再塗装がなされており、
併せて座席の張替えもなされているので、
乗車すると丸っこいデザインの割に、
かなり清潔な印象を受けます。
その際、何故かこの車は側面方向幕周囲が黒く塗られています。
締りが出てカッコいいと思うのですが、
残念ながら他車には波及することなく、
この試みはこの車のみの様です。
関鉄では、車体更生時にこの様に
オンリーワンな仕様となることが多く、
趣味的に極めて興味深いです。
1両1両を記録することの大切さと言う、
フィールドワークの醍醐味を教えてくれるのも、
関鉄の趣味的魅力だといえると思います。
【諸元】
登録番号:土浦22あ1479
年式:1992
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m