阪東自動車 550


阪東自動車 550/日産ディーゼルPDG-RM820HAN+西日本車体工業(F-Ⅰ型96MC)

我孫子駅北口と電力中央研究所我孫子地区を結ぶ
送迎バス専用の特定車として投入された車です。
阪東の中型車では唯一無二の日産ディーゼル車で、
元来日野ユーザーで特定車も大半が日野車である
阪東にあっては異端といえる存在となっています。
貸切車・自家用車向けでツーステップ仕様専用の
ホイールベース4.4mのH尺車が選択されています。
なおエンジンは、三菱ふそう製となっています。

車体は西日本車体工業が日産ディーゼル車専用に
1998年より設定するオリジナルスタイルのものが
ヘッドライトが組み込まれたフロントバンパーが
2006年の灯火器保安基準改正に適合しなかった為、
フロントガラスの形状などはこれを踏襲しつつも、
フロントバンパーはB型96MCと共通のものとした
F型07MCとされ、これも阪東では唯一の存在です。

外装は薄水色を地色とし側面窓周囲を黒色に塗装し
電力中央研究所のロゴ・キャラクターを配しており
後に英字のロゴとキャラクターは剥がされました。
また扉配置は特定車ながら中引戸となっています。
側面窓は濃色ガラスで黒サッシのメトロ窓ですが、
ツーステップ車のため、やや腰高な印象がします。
またクーラーはメーカー標準仕様のデンソー製です。

この送迎バスは平日の8時~19時のみの運行であり、
本数は1時間1本~3本程度と1両で充分賄えますが、
電力中央研究所の公開日には、一般路線車を用いて
大幅な増発がなされるのも特徴となっています。

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