茨城交通 水戸200か1140


茨城交通 水戸200か1140/三菱KC-MJ218F改+三菱バス製造(Aero Midi MJ)

ちばレインボーバス中古車です。
レインボー時代の社番は203で、1998年式です。
白井市循環バス「ナッシー号」開業に際し、
水色地に白色のストライプを配した上で、
市のキャラクター「ナッシー君」のイラスト、及び、
「SHIROI」のロゴを配した専用塗装を纏って、
その専用車として投入された車です。

ちばレインボーバスには同型式車として、
他に同年式の202・206が投入されていますが、
202は印西市コミュニティバス「ふれあいバス」開業時、
白色地に水色・緑色・黄色のストライプを配した上に、
秋桜のイラストを前面・側面に配した専用塗装を纏って、
その専用車として投入されたのに対して、
206は一般路線車として投入されたこともあり、
前面行先表示機両脇の車椅子シールの有無や、
側面腰板のスピーカーの取付位置の差異、
屋根上に設置された通風器の数の差異など、
202・203・206は細かな仕様の違いがありました。

なお、202は後に一般路線車に転用されており、
更に、現在は北総交通へと移籍しています。
一方、203は2010年に廃車となるまでの間、
「ナッシー号」専用車として活躍を続けた後に、
2011年、茨城交通大子営業所へ移籍しました。

この際、レインボー時代のこの車の特徴であった
側面スピーカーは移設・交換がなされていますが、
他は塗装変更がなされたのが目立つ程度であり、
行先表示機も方向幕のままとされています。
内装もまた同様に比較的、レインボー時代に近く、
前面窓内側下部にミラーが追加された他は、
座席表皮などもそのままで活躍しています。

大子営業所に配置された車の中では、
茨交県北バス時代に投入された984に続く
ワンステップ車、かつ7m級中型車であり、
新天地での活躍が期待される車です。

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茨城交通 水戸200か1140 への2件のフィードバック

  1. レッドライン のコメント:

    おはようございます。
    これが以前のコメントで出ていた車両ですね。
    202や203は導入当初は予備のないMJMKの形式群だっただけに、急に専用カラーのまま五香鎌ヶ谷線に入ったりと、トリッキーな運用を見せてくれたりとなかなか面白い存在でした。
    京成本体、分社系で、同形式は全部で七台ですが、廃車になった個体で再就職先で活躍しているのは、こちらで出ているレインボーの2台と、元長沼で千葉内陸を経て千葉交通の分社ちばこうバスへ移籍した1台の計3台のみで、既に廃車が確定してから大分経つ個体もあるのにいまだに再就職が確認出来ないとなると、この手の車両も先に京王などから日デ車などが大量に出回っている事を考えるともしかしたら頭打ちになっているのかな?とも考えてしまいます。
    レインボーは白井車庫の車両は順当に廃車になっているようですが船尾の方は本体からKC代のHU、MP217、MP317が集まったりと、規制外区域らしい動きで楽しませてくれています。
    レッドライン

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>レッドライン様
    いつもコメントありがとうございます。
    専用塗装で鎌ヶ谷線に入っていたとは驚きです。
    その姿を、一度見てみたかったですね。

    中型7m車ですと、KC-RNの場合は
    関東バス→ロイヤル交通→茨城交通や、
    日本中央→エンゼルキャプ→祐徳バスなど、
    多重移籍例が多くありますので、中古車市場では
    このクラスはかなり人気があるようです。

    とはいえ、コミュニティバス・代替バスとして
    使用されることが多いクラスでもあるため、
    マイナーな事業者に売却されることが多々あり
    情報がなかなか入らないこともあるようです。

    こうした状況ですので、ひょっとしたら残りの車も
    国内のどこかでこっそり走っているのかもしれません。

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