東武バスイースト 9614

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東武バスイースト 9614/日野KC-HU2PMCE+日野車体(BlueRibbon)

東武では営業所ごとに多少偏りはあるといえ、
日野車といすゞ車を並行して投入してきました。
イースト管内では西柏はいすゞ車が殆どだったのに対し、
沼南は一時期、日野車がまとまって投入されました。
しかし、その後、沼南では再び、いすゞ車を主力とすべく、
日野車の転出・いすゞ車の転入を年式を問わず進め、
特に、U-LV324Lは越谷・春日部・行田・吉川・加須など
埼玉県内各地から計10両強が集められて、
日野車は以降、少数派となってしまいました。

9613・9614はリエッセ・ポンチョ等の小型車を除けば、
沼南に直接投入された最後の日野車で、
大型車は7EかERGAかといった状態の
現在のイーストでは異彩を放っています。

シャシーの選択は同時期に投入された、
阪東250と共通してはいるものの、
側面方向幕の位置が中扉直前に設置されていること、
前扉上部にも足元灯が設置されていること、
正面の「ノンステップバス」表記が行灯ではないこと、
車外スピーカーが前扉脇にも設置されていること、
スロープ付きながら車椅子マークが省略されていること等、
仕様面では同じ東武系といえども差異は案外見られます。

なお、方向幕は阪東同様、後にLED行先表示器になり、
沼南の特徴であったそごうのロゴ入りの方向幕も
すっかり過去のものとなってしまいました。
かつては古参車が多く集まっていた沼南も、
近年は東武全体の代替サイクルの加速に併せて、
新車の投入が相次いでいて、今後の動向が懸念されます。

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